住まい手にとっておかしいことはおかしい
こんにちは、宮地です。
静岡市にてG様の上棟がありました。
G様おめでとうございます。
とうとうスタイルハウスが静岡市に進出です。
G様は、静岡市で建築実績のないことを承知で、それでも当社での建築を希望していただきました。ありがとうございます。
いつか静岡市にお店がオープンするかもしれませので、第一棟目として全力で家づくりをさせていたきます。
よろしくお願いします。
昨日の日経新聞に、アイジーワークスの会長を務める鈴三材木店さんが掲載されていました。
当社も出店予定の「遠州バザール」の実行委員長をしており、社長業よりイベントのほうが忙しいという記事でした(笑)
このイベントは、生活の基本である「衣・食・住」をテーマに、地域活性化を目指した地産地商(消)を目的として開催されています。
昨年は6000人の来場があり、活気あるイベントとしての第一歩をスタートしました。
今年は11月3日、4日に開催されますので、ぜひご来場してみてください。
地産地消というと、我々アイジースタイルハウスの構造材は、地元天竜の無垢材を使用しています。
しかも、ただ無垢材を使っているだけでなく、
〇国際機関の「FSC・COC認証取得(森を守る認証制度)」を取得しています。
*浜松市の工務店で一番最初に認定を受けました。
〇人工乾燥機で乾燥させ、含水率を15%以下にした乾燥材のみを使用しています。
*木材一本一本に強度と含水率が印字されています。
〇全棟構造計算を実施しています。
ということで、家の安全性を左右する構造にはかなり力をいれています。
ただ、構造に無垢材を使用するというのはけっこう大変なことなんです。
なぜかというと、職人さんが大変で、現場監督は嫌な顔をする(笑)からです。
知り合いに大工さんがいれば、無垢の構造材で建ってと聞いてみてください。
きっと嫌がりますので(笑)
なぜ大変かというと、、無垢材というのは生きているので動きがあります。
本来は無垢材がいいと思っていても、作業性やその後のリスクを考えると狂いの少ない材料が歓迎されてしまったのが建築業界です。
それは何かというと、集成材です。(合板フローリングも同じですね)
集成材とは、人口乾燥でよく乾燥させた材料を接着剤で張り合わせ材料のことです。
集成材は狂いがなく、作業する職人さんからすれば扱いやすい材料です。
今でも、多くの工務店さんが集成材を使っています。
我々も以前は集成材を使っていましたが、
事業部長の立田が、「構造を無垢にしたいんだよね。だって自然素材、健康住宅って言ってるのに、集成材で建ててるっておかしいじゃん」という一言で、無垢の構造材の挑戦が始まりました。
この話を聞いたときの、現場監督達の不安そうな顔は今でも覚えています(笑)
私は現場へは行きませんが、材料や工事費の管理をしているので、正直大幅なコストアップは避けられないと思っていました。
が、協力業者さんの支援もあり、価格変動もなく、含水率15%以下で高品質の無垢構造材を安定供給できる体制ができました。
今では当たり前のようにやっていますが、私にとっては大きな転換であったことを覚えています。
ただ、純粋におかしいと思ったことを「おかしい」と言えることが大事で、本物の家づくりの原点はここにあると思います。
作り手ではなく、住まい手側に立って考えるのは、澤田先生の教えです。
高温多湿の日本で、梁や柱が接着剤で張り合わされた構造材が長持ちするのか、壁内結露による構造材の劣化が住宅の寿命を短くしています。
そんな間違った家づくりを正してくれる澤田先生のセミナーがあります。
少々過激ではありますが、ストレートでとても解りやすく話していただけるので毎回好評であります。
家づくりを考えておられる方には、とても貴重なお話ですので、ぜひお申込みください。