JAPAN WOOD PROJECT sustainabilty

林業の衰退

空から撮影した森林の様子

日本は国土の3分の2を森林が占める木材資源に恵まれた国です。
しかし、1960年代から国産材の供給は低下の一途をたどっています。
今も多くの森林資源がありますが、林業の衰退が著しく、120以上あった製材所も、今や15程度に減りました。

本来、近くの里山の恵みを受け、生きていく日本文化を継承する為にも、林業や地場産業は守り育てていかねばなりませんが、現実は厳しい状況にあります。

jwpの国際基準では、建築に使用する木材の70%以上を認証材とした住宅を「jwp森林認証の家」としています。

地場産業の衰退事例は数多くありますが、日本独特の複雑な流通と連携不足も問題解決を阻害しています。

お客様、工務店のニーズに対して製材工場が直接的関与をして商品のイノベーションをしていくことも不可欠と我々は考えました。

JAPAN WOOD PROJECTの立ち上げ2020年 グッドデザイン賞受賞

私達、アイジースタイルハウスは、日本三大人工美林の一つに数えられる静岡県天竜の木材を使い、
住まいと暮らしを創ります。
柱や梁などの構造材だけでなく、床や枠、また家具などの造作材にも使用し、
山に眠る大径材と呼ばれるヒノキと杉で家を建てるのです。

そして住宅産業~林業を一つとする為、私達は「JAPAN WOOD PROJECT」を立ち上げました。
新たな国産材の価値を創造すると共に、価格面でも国際競争力を意識した取組みを始めることが、
各産業の再生につながり、更に大きな視点で言えば日本の再生につながることになると信じています。

JAPAN WOOD PROJECTの使命と課題

一本の木を丸ごと無駄なく
有効に活用

丸太から柱・梁を切り出した際に残る端材を有効利用。
端材は木工所(加工所)にて建具や家具など、価値の高い製品に加工します。

製材所・加工所との連携
製材所・加工所との連携

柱・梁の大きさを規格化。
無駄をなくしコストダウン

ブロックプランによる主要構造フレームを構成する柱()と梁()のそれぞれの長さや断面サイズを統一し、丸太の無駄な加工を削減。
これにより、資源の保護と活用を最大化しコストダウンを実現しました。

JAPAN WOOD PROJECTの実績(2019年1月~2020年1月)

約1年間で、檜躯体の戸建て住宅を42棟を建築

使用丸太 径約140mm 4,900本 約300m³
径約220mm 464本 約70m³
径約280mm 678本 約170m³
径約360mm 190本 約80m³
合計 620m³
県森林組合連合会檜の県内出荷量 11,250³

県森林組合連合会
檜の県内出荷量 11,250m³

620/11,250 = 5.5%使用

端材を厚み18~40㎜で挽き付加価値の高い製品として提供
厚み18~40㎜で挽いた側板を付加価値の高い製品として提供

①建具の製品化 (FSC化を準備)
②パネル(ハギ板)化と造作棚の作成、等
仕上材、化粧材としての活用により、従来の「下地材」としての活用と比べ、遥かに高い付加価値を生む材料として、端材も無駄なく活用しています。

サステナビリティ

Sustainability

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