何でもやりません!
こんにちは、宮地です。
何度聞いても圧倒されてしまいます・・
本当にあっという間の3時間半でした。
そして何度聞いても仰っていることは変わらないというか、
「永く・安心して・健康に・快適に暮らせる」住まいを実現したいという澤田先生の想いが伝わってきます。
私は、澤田先生がセミナーの冒頭でお話をされる「日本の住宅は、文化ではなく産業」という言葉が、本当にしっくりきています。
建築業者側の都合で、工期が短く、製造コストが安いことを優先する工法や商品が、世界一長寿命な日本人の住まいを短命にしてしまいました。
産業化された住宅は、工業化製品に覆われ、住む人の健康被害も多く発生し、「シックハウス症候群」という言葉は、誰でも知っているくらいです。
それでもまだ工業化製品を多く使用した住宅は作られています。
2年前くらいに新築された議員会館で、多くの議員の方が頭痛やめまいを訴えたのは記憶に新しいと思います。
このとき国が発表したのは「基準値は下回っている」というものでした。
ただこの基準値を決めているのは誰なんでしょう?
セミナーの中で、大手ハウスメーカーや建材メーカーの役員の方が、委員会名簿に連なっているのも紹介されましたが、結局は、売り手側の都合がいいようにすべて決められているというのが事実です。
しかし、残念ながら、私もその中の一人であったことも事実だと思っています。
私が住宅業界に携わるようになって十数年になりますが、最初は同じように工業化製品を扱っていました。(けして、委員会に入っていたわけではないです・・)
無垢材がいいと思っていても、お客様からコストダウンの依頼があれば、工業化製品にて工事をしていました。
どこかに、大手メーカーが出している商品だから問題ないだろうとか、お客様の希望に合わせているんだから仕方ないとか、そんな気持ちがありました。
しかし、これは売り手側、つまり自分の都合であったと思います。
昨日のセミナーで澤田先生はこんな話をされていました。
「何でもやりますという業者が一番ダメ」と。
当時のことを思うと、何でもやるという業者の一人であったと思います。
そんな過去を思うと恥ずかしく思いますが、
今は、「当社がいいと判断したもの以外は提供しない」というスタンスで、お客様に「永く・安心して・健康に・快適に暮らしていただける家づくり」を提供しています。
常に自信を持って、お客雨の家づくりに向き合えることを大事にしたいと思います。
本日の浜松会場でも、現在熱いセミナーが行われていると思います。
話は変わりますが、昨日はひな祭りということで、我が家の姫にもお土産を・・
「こんなケーキがあるんだね」と妻に言うと、「どこにでもあるよ」という冷たい言葉・・
そして娘は「こっちがいい」と息子に買ってきた普通のケースを指差す始末です(笑)
思わず「なんでやねん」と突っ込む父でした・・
