左官屋さんがコテを使っている時間は意外と短い
土曜日担当の吉田です。
このお方の寒がりっぷりは尋常じゃないですね。この灼熱な日々で初エアコンとは。。。。
極めて暑がりな私はクアトロ断熱の家でもエアコン使っています。でも1階なら窓締切&扇風機で十分ですね。実際に寝室は締め切ってエアコンつけて寝ているのですが、朝部屋を出るとリビングと寝室の温度差がありません。
一般的に日中断熱材などが蓄熱し、それを夜に放熱するといいます。つまりエアコンつけて涼しくなっても、エアコンを切ると放熱によって室内が暑くなる。これに対してクアトロ断熱だと、外壁のセレクトリフレックスが遮熱してくれることで断熱材の蓄熱量が減り、結果として我が家のようにエアコンを切っても涼しい状態がキープできるってわけです。
奥が深いです。
さて話は変わり、現場の話し。
名古屋市北区では内部の左官工事が行われていました。左官工事というとひたすら職人さんがコテで塗っているイメージですが、実は半分くらいはコテを使わない作業なのです。
①下地処理 石膏ボードの継目やビス頭を下塗り材又はパテで埋めていきます。この時はコテ又はヘラを使用します。
②養生 巾木や梁、建具の枠、仕上がっている部分(キッチンや洗面台やタイル面)、窓枠 などを『マスキングテープ』という紙テープや『マスカー』というビニール養生で保護します。
③シーラー塗り 石膏ボードと漆喰の接着剤の役割です。また石膏ボード面と下地処理面で水分の吸い込みに差が出て、結果色むらになるのを軽減させる役割もあります。ローラー又は刷毛で施工します。
④しっくい塗り ようやく左官らしい塗り仕上げ作業です。※これから施工だったので写真がありませんが。
⑤最後に養生と取って掃除して、細かい所を修正して・・・・仕上がりです。
使用しているのはスペイン漆喰ですが、果たしてスペイン人も同じようにコツコツ下地処理をやっているのだろうか?と思ったりしますが、事実は不明です。
とにかく、様々な目的の様々な段階を経て仕上がっていく、ということを知って現場を見ていただけると面白いと思います。
では、また来週。