増税?円安?ジワジワ忍び寄る。
土曜日担当の吉田です。
今朝の新聞に、国産杉の価格が1割、輸入される梁材が6%価格上昇、という記事がありました。
輸入される梁材というのは『米松』のことですから、最も一般的に使われている梁材です。この米松という材料は強度も加工性も、意匠性(節が少ない)もバランスに優れた材料で、梁だけでなく筋交いや大引き、根太、垂木など多くの部材として使用されています。
増税の影響、円安の影響というのが、こうしてジワジワと後追いで出てくるのが通例です。
こうして新聞記事になるとその2、3ヶ月後に我々にも影響が及び、更にエンドユーザー様にもその数か月後に影響が出てくる。
更にそれと並行してエンドユーザー様の収入も変動するのでしょうけど、どの業界にいるかでそのタイミングは様々。
そう考えると何がベストなタイミングかを見極めるのは非常に難しいですね。(ただ、ローン金利を考えると早い方がいいように思います)
さて、今週も各エリアの検査を行ってきましたが、浜松市東区のK様邸では渦中の『杉』の床材を使用しましたのでご紹介します。
杉独特の赤身と白太 これがいいんです。 ザ・杉 です。
階段も杉で製作しました。
本当は私の自宅でも杉床を使いたかったくらい杉好きです。
なんと言っても足触りのよさ、温かさが特徴です。やわらかいゆえに傷がつきやすいというデメリットもありますが、どんな価値基準で選ぶか次第ですからね。
心地よさを選ぶのか、見た目を選ぶのか、コストを選ぶのか、トータルバランスで選ぶのか、などなど。
ちなみにカッコよさで選ぶなら
左上:ヨーロピアンオーク 右上:ピーカン 下:アカシア
こんなのも用意してあります。 (価格はパインの2.5倍から3倍ほどします。)
同じ無垢床の中でも、よくフィンガージョイントされたものがありますが、弊社で用意する床材は継手なしの一枚ものです。
※それゆえに一枚の長さはバラバラです
折角の0宣言ですからね。 そこまでこだわって材料は選定しております。
床の選定はとにかく見て、触って、歩いてみてが重要。 ゼヒ実感して下さい。
では。また来週。