名古屋
プロデューサーブログ

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ゼロ宣言

2015年2月13日(金)

今日は朝から雪が舞う名古屋市内。

とても冷え込んだ一日でした。

実は私も先日、風邪をひきまして。

お仕事をお休みさせて頂きました。

『〇〇は風邪をひかない』というのにおかしいですね。(笑)

佐原です。

さて、さて、

本日は、建物のお話をさせて頂きます。

建物言っても難しい話になってしまいそうなので、

私たちアイジースタイルハウスが大切にしている、

素材についてお話をしたいと思います。

弊社で特徴的なゼロ宣言について解説を!

ゼロ宣言とは・・・

住む人に害のある化学物質を大量に含んだ材料を、

室内仕上げ、壁の内部、また建築後、見えなくなってしまう下地材に及ぶまで、

徹底的に「使うことを拒否する」という宣言です。

戦前、の日本の住宅は、地元で採れた無垢の木をふんだんに使い、

土壁や漆喰を左官職人が塗り、茅葺の屋根を組み、

地元の棟梁や職人さんが1年、2年がかりで作り上げていました。

その頃に建てられた住宅は平均80年程度は持っていました。

古民家住宅や神社仏閣に代表されるのがそれにあたります。

たかはし げんかん.jpg

戦後、日本は焼け野原になり圧倒的に住戸が足りなくなり、

当時必要とされる住戸は420万戸。不足率は37%。

そこでとにかく住戸の頭数をそろえようと、

台頭してきたのが「プレハブ住宅」とよばれる、平たく言えば「仮設住宅」です。

「プレハブ住宅」の大きな前提となる定義は「早く、安く、簡単に、誰でも」という思想です。

良い木材も、熟練の職人も、必要としない、スピードと安価さを追求したもの。

簡単に言えば新建材を使い「量産できる物」です。

新建材とは、工場での大量生産、大量消費を可能にした材料。

この工法は時代が必要とした事は認めます。

当時、雨風を凌ぐ「箱」すら圧倒的に足りなかった時代がありました。

が、その後も、この「仮設住宅」は商業化していき、

世界的には類をみない「ハウスメーカー」という日本独自の経営形態も出てきました。

日本の文化的家造りである、無垢の木と、土壁と、紙と、地元の職人たちで造る家から

「プレハブ化」への業態の変化にともなって、

当然その弊害ありました。 大きくは2つ。

一つ目は、

日本の住宅の平均建て替え年数が半分以下の27年にまで短寿命化したこと。

二つ目は、

住む人の健康が著しく悪くなった「シックハウス症候群」。

症候群というと「思い込み」や「流行」のようなニュアンスも含まれますが、

これは実はとても大きな病気で、実は国民病ともいわれるほど、

「対岸の火事、他人ごと」ではない病気になっています。

大量生産、大量消費を目的とした新建材。代表的な5つを上げると、

①ビニールクロス

②サイディング

③合板(ベニヤ)フローリング、合板(ベニヤ)ドア

④グラスウール・ロックウール

⑤積層材・集成材

これらには共通点があります。

全ての素材が、製造過程で大量の接着剤なくしては、造る事すら出来ない素材です。

日本の住戸は、昔に比べ、今は高気密化しています。

ビニールでぐるりと囲まれたように、空気の逃げ場がない状態です。

その魔法瓶のように隙間の無い箱の中に入り、

その魔法瓶自体が大量の揮発性有機化合物で出来ているとしたら・・・。

1980年頃からシックハウスという言葉がかなり多く聞かれるようになりました。

酷い症状も多発したため、国も動かざるえなくなり、ようやく重い腰を上げます。

ヨーロッパやアメリカなどのように、

室内に使う事が出来る揮発性有機化合物を規制する法律を作ろうと。

その時に、官民一体となり法律を作っていく事になります。

目的は「住む人の健康被害をなくそう」この一点です。

当初、アメリカやドイツ並みの50種類程度の化学物質を規制しよう!

という案が民側のオブザーバーから厚生省に提案されました。

しかし、量産プレハブメーカーや、そこに使われている大きな建材メーカーは当然反対します。

最終的に厚生省は13種類の化学物質を規制を決断します。

・・・が、最終的に国土交通省から施行したシックハウス対策法案では2種類の規制にとどまりました。

その2種類はホルムアルデヒド、そしてクロルピリホスです。

ちなみに、ホルムアルデヒドは、「室内に使っていいよ。ただ、少し量を減らしてね。」

という甘い基準でした。

クロルピリホスに関しては、元々、床下の白蟻防蟻材でしたので、

新建材から揮発されている有機化合物とは全く別物でした。

このシックハウス対策法案が施行されてから、

潜在的なシックハウス予備軍が増えたことは建築業界に身を置く人なら例外なくしっています。

事実上、規制はなかったと同義な対策だったからです。

ただし、この国の良い所はあります。

「自分たちで勝手に自主規制するなら止めないよ」というスタンスでいてくれている所です。

「国がやってくれないのであれば、自分たちでやろう!」

そこで、現「住医学研究会」があるのです。

まぶち りびんぐ.jpg

、我々が全国で広げて行っているゼロ宣言の家造りというのは、

わずか60年前の無垢の木が呼吸し、漆喰や土壁を塗り、家全体で呼吸をする、

あの頃の長寿命だった家造りに回帰する活動ともいえます。

その当時の家、古民家や神社仏閣といった作りの2つの大きな欠点であった、

耐震と断熱というテーマもしっかりと、今現在のテクノロジーを取り入れて。

表面的な一時の美しさではなく、本質的な価値を追い求めたい。

これがゼロ宣言。

最近、よくオーナー様のお宅に伺ってお話を聞く機会が多くあります。

本当に皆さん喜んでくれていて、

『アイジーさんが話をしてくれた以上の家の住み心地』と,よくお話を頂きます。

さだもと だいにんぐ.jpg

どれだけ伝えるのが下手くそなんだっ!と反省しつつも、

私たち提供する側ももっともっとこのゼロ宣言の魅力を理解して、

多くの方にご提供できるように質を高めて参ります!

まるいいえ.JPG

是非、そんなお宅を一度体感してみてください!

2月21日、22日 名古屋市北区!

今回は、予約制となっており、

既に4ヶ所の時間帯が満員となってきました。

なるべくお早目にご予約くださいね!

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event yoyaku.jpg

では、では。

健康住宅
自然素材
健康住宅
自然素材
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