梅雨に出る虫
吉田です。
例年、東海地方の梅雨明けは7/21過ぎが多いですが、今週末から週明けにかけて天候が悪い予報が出ていますので、梅雨明けは例年通りくらいになるんでしょうかね。(昨日や今日などは完全に夏ですが・・・・。)
梅雨なのに雨が降って責められる森君
この合羽姿が切なさを醸しだします。
是非私の真似して卒業式でもやって欲しいもんです。
さて、最近キクイムシの問い合わせが数件ありました。
木材の中で成長し、梅雨時期に羽化するので、この時期の発見が多くなるようですが、特徴は木材から出てきたところに木粉の山ができることです。
羽化した成虫を目撃することはあまりありませんし、かなり小さい虫なので気付かないことも多いと思います。
成虫の見た目はカミキリムシを小さくしたような感じで、シロアリみたいにウジャウジャいることもないので不快感は然程でもありませんが、厄介なのはどこにいるかわからず、駆除が困難な点です。
出てきた穴に薬剤を注入する、なんていう話もチラホラですが、そもそも出てきた穴では何もいない、という説が有力で、結論として、周辺部材を交換する、という結論になります。
「柱や梁は大丈夫なの?」 と心配になるかもしれませんが、絶対ではないものの、柱・梁に使われている木材はあまりキクイムシが好きな樹種ではないようです。
住宅で使われる材料でいうと、ナラ・ラワン・ケヤキ・竹・キリは好まれるようです。一般に造作材として使われる木材が多いですね。
シロアリの様に甚大な被害をもたらすケースは少ないですが、木粉の山が大量に見つかるようなら早めに対処した方がいいと思います。虫関連の情報は弊社メンテナンス部門のこのブログにて紹介されることが多いので、参考にしてみてください。
では、また。