梅雨入りか? 防水②
吉田です。
どうも嫁からもらった風邪の症状が長引いておりまして、肉体的には元気なんですがもう10日間くらい耳閉感があります。
偉そうなことは全く言えませんが、お気をつけください。
前回防水の話をしましたが、梅雨入りしそうなので、もう1回防水ネタにお付き合いください。
屋根の 『谷樋』 という部分です。
昔は 「銅は劣化しない、何百年ももつ」 って思われていましたので、25年以上前に建てた家ですとこの谷樋に銅板を使用していることが多かったのですが、雨によって酸化し、穴があいてくることがわかってからステンレスが使われるようになってきました。
こんな感じで、水が集中して落ちるところが穴あきます。
こうなると交換しないといけませんが、周囲の瓦をある程度めくらないといけないので、簡単ではありません。
ちなみに、最近はルーフィング(防水)の施工方法も規定がありまして、
こう張ったあとに、写真でいうと右からと上からルーフィングを重ね張るので、ルーフィングだけでも3重構造になります。
かつて銅板なら大丈夫、と思っていたのに・・・・ということを教訓に、万が一ステンレスに問題があっても大丈夫なようにしてあるってことです。
ということで、谷樋についてはご安心ください。
また、昭和の頃に建てられたお家で谷樋が銅板の場合は、そろそろ大丈夫か点検してもらった方がいいかもしれませんね。
【おまけ】
上棟時、お施主様に棟木への書きこみをお願いしておりますが、「何書けばいいんですか?」とご質問いただくことがあるので・・・参考までに
我が家の棟木です。
小林・林・森・芥川・西浦・金原 なんて、社員と大工さんの名前ですが、ほぼ無意味です。
これくらい自由な感じで、いいと思います。
※ただし、前向きなことのみにしましょうね。大切な棟木ですので。
では、また。