暑くなって来たので、軒の話
2016年5月13日(金)
こんにちは、林です。
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日中、徐々に暑くなってまいりました。
夜はまだ良いのですが、昼間は心地よいというより、暑苦しさの方を感じます。
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断熱性能で室内の方は、涼しくする事も出来ますが、それだけでは室内にしか良い場所が残らない。
という事で、今日は軒の話。
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こちらの昨年に完成したお住まい。
屋根が大きく張り出し、住まいを守る『傘』の役目を果たしています。
雨が家の外壁に当たる事を極力抑え、住まいの劣化を防ぎます。
材料品質だけじゃなく、形によって住まいを長持ちさせる為には、この屋根が大きく張り出している方が機能的です。
そして、屋根が大きく張り出す事で、日の光に対しての傘の役割も持たせる事が出来ます。
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夏場の日差しが室内に入る事を抑えるには、「床から屋根の高さ/3」の寸法程屋根の出を出すと概ね防げます。
(実際の計算上はもう少し短くても大丈夫ですが)大よそ700ミリ位になって来ます。
このぐらいの屋根を出してしまいたいのですが、
プロヴァンステイストのお住まいの場合800mmも屋根を出すと、デザイン上かなり違和感のある見た目になるので、
別の方策が必要です。
ただ、写真の様な和系のお住まいであれば、雨風しのげ、夏場の日射対策も出来て、さらに軒下の縁側空間も作れてと、
一石三鳥の効果が発揮出来ます。
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和系のお住まいでイメージをお考えのお客様は是非御検討して頂けると嬉しいです。