設計・施工管理課長
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これからは復興支援が必要

2012年11月22日(木)

こんにちは、宮地です。

 

今週と来週の2回に分けて、東日本大震災の被災地である東北へ視察に行っております。

私は先発として昨日一昨日の2日間行ってきました。

昨年はボランティアへも行かせていただき、被災直後の壮絶な状況を見て、言葉にならなかったことを思い出します。

震災から一年8ヶ月が経過しましたが、最近では報道される機会も減り、今回視察に行って現実を知ることができました。

現地の方のお話を聞きましたが、「復旧は進んでいるが復興にはまだまだ時間がかかる」という言葉が印象的でした。

被災地域では、未だにこのような状況です。

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以前は多くの住宅が立ち並んでいた場所も基礎だけが残っています。

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メディアで大きく取り上げられた防災対策庁舎です。

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結婚式を前に、無念にも亡くなられた遠藤さんが叫び続けた場所です。

今回、震災前までこちらに務めておられた方のお話を聞きましたが、

遠藤さんだけではなく、こちらで勤務されていた40名以上の方が被災されたとのことです。

「メディアは美談しか取り上げない」と言われ、遠藤さん以外の方も必死に取り組んでおられたことを知ってほしいと仰っていました。

このお話をしていただいた方は、いまも仮設住宅にて暮らされているとのことです。

 

南三陸町ボランティアセンターの責任者である猪又さんの講演では、災害発生時の現実をお話いただきました。

実際に被災後の避難所生活のお話はとてもリアルで、耳を塞ぎたくなりました。

猪俣さんの質問で

「母親と奥さん、災害時にどちらを助けますか」という問いに

私は「妻・・」と思いながらも、母親のことを思うと手を上げることができませんでした。

どっちなんて選べない・・、でもその選択を迫られるのが事実です。

今回多くの方の貴重なお話をたくさん聞きましたが、共通しているのは、非難する勇気を持つことと、いつ来るか分からない災害について、本気で準備をすることでした。

家族のことを考えて家に帰った人の多くが亡くなったので、家族でしっかりとどこへ避難するということを決めておいて、それぞれが自分で非難するとか

防災訓練とか形式ばったものはまったく意味がなく、本気で震災を想定して訓練をするとか

リーダーが残っていると誰も逃げられないので、いち早く非難するとか

実際に被災された方の言葉には真実しかありませんでした。

 

今回被災地を訪れることで、改めて震災の恐怖や復興にとてつもない時間が必要なことを実感しました。

最後に、全国から多くの方がボランティアに来てくれたことで、現在は漁業も産業も動き出しているとのことです。

これからは、東北の産業を活性化するためにも、東北の地産品を購入するなど、復興支援をお願いしますとのことでした。

遠く離れていても、経済的な支援はできるので、少しでも力になりたいと思います。

ちょうど父親の誕生日が近かったので、父が大好きなお酒を買って帰ってきました。 

 

宿泊先の部屋から見た海はとてもきれいでした

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