施工管理ブログ

一覧へ戻る

木の色々

2016年3月12日(土)

土曜日担当の吉田です。
新年度を新居で迎えたい、というお客様のお引渡しが今月末に予定されていますが、この1週間はそんな現場の検査WEEKでした。
そんな中、常滑市のI様邸では杉材が使われていましたのでちょっと紹介します。

IMG_9949.JPG
赤身が多いですね。
天井
IMG_9950.JPG
白太(白身)が多いですね。
これ、使い分けには理由があります。
違いは木のどの部分かによるわけでして、芯に近くなると赤身が多くなり、辺材(外側)は白身になります。
赤身は成長を終えた部分で、一旦乾燥すると水の通り道がなくなってしまうそうです。つまり吸湿しない。
そうなると虫がつきにくいなどのメリットもあって、床には最適な材料なんです。
これに対して白太(しらた)は色目が綺麗であり、吸放湿をします。つまり壁や天井材として使うには最適ということです。
(っといっても、キレイな白太を揃えるにはそれなりに大きな杉が必要になるので、大概赤身は混じると思います)
そんな観点で杉の色ムラをみると面白いですね。
ちなみに、中には芯が黒いものもたまにありますが、これ、最上級です。ただし生息域が限定されるため、数を揃えるのは困難です。
あったら、「おおお、黒心」 と喜んで下さい。 空気浄化能力も高いらしいですよ。
柔らかいので傷つきやすいですが、暖かみがあり、香りには鎮静作用がある杉。
是非、一部屋でも採用してみてください。
では、また来週。

3月
12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031

シェアしてね

ツイート
前の記事を見る
一覧へ
戻る
後の記事を見る

EMOTOP浜松

2020年10月 GRAND OPEN