塗料の効果
土曜日担当の吉田です。
連日の雨ですね。ただ、梅雨が明けると灼熱の夏がやってきます。職人からすると外での作業ができない現状は早く終わって欲しいような、かといって暑いのは辛いので、涼しい日が続いて欲しいような、複雑な心境でしょう。
そんな梅雨時期、我が家のレッドシダーが雨で湿っている様子が気になり、先週末に自分で塗装しました。
(見てもよくわかりませんが、クリアで塗装しました。使用材料は弊社がウッドデッキの塗装で使用している『ノンロット』という塗料)
すると、明らかな効果が
全部塗るのが基本なんですが、置いてあるものをどかさずに手抜き作業をしたために、塗ってあるところと塗っていないところがクッキリです。
塗膜を形成するタイプの塗料ではない(浸透するタイプ)ですが、こうして撥水効果は得られます。
木材が水分を吸い込むということは、それによって膨張することになります。そして乾燥して収縮する。無塗装であればこの変動が大きくなるわけで、当然木材にとっては負担になります。また、木材を健康な状態で維持するには木材自体がもっている油分を保持することも大切。濡れて乾いてを繰り返すことでこの大切な油分まで流れ出てしまうことになります。
もちろん紫外線に対して保護することも大切ですね。
とにかく、屋外の木部は塗装を定期的に行って、木材が水を吸い込むことを防止することが不可欠です。
よく 『どのくらいの周期で塗り替えればいいですか?』と聞かれますが。。。。
理想は年に1回、少なくとも2年に1回はやっておきたいところです。見た目の目安としては、着色なら色が抜けてきたら、クリアなら濡れた時に撥水しているかどうか、ですね。
腐り始めてからでは手の施しようがありませんので、手間でもマメなメンテナンスをオススメします。
一つだけアドバイスを。
私は素手でやりましたが、かなり手に塗料がつきます。そして洗ってもなかなか落ちません(1日くらいベタベタしています)。それが嫌な方はゴム手袋などを使用するといいでしょう。軍手でもないよりはマシですが、2枚重ねくらいでいきたいですね。
最後にイベント告知
こちらは解体後の状況ですが、名古屋市南区にて骨組のみを残したリフォーム(スケルトンリフォーム)を行っています。明日はそこで構造見学会を開催。新築とは一味違う耐震補強しながらの大改装。年に1、2回程度しか開催しない企画ですので、是非お越し下さい。
では、また来週。