解体後が肝です。
こんばんは、月曜日担当の村瀬です。
先日は、家族に父の日を祝ってもらいました。
まだまだ祝う立場と思っていましたが、祝われる立場になったのだと
なんだか感慨深いものがありました。
いつも私を支えてくれている家族に本当に感謝です。
さて、こちらは現在リフォーム工事中の現場になります。
現在、解体工事が完了したところです。
構造体のみを残し、屋根、外壁、内部を全て解体する
スケルトンリフォームになります。
こちらは、解体中の内部の状況です。
奥に残っているのが、階段を支える下地になります。
踏み板、蹴込板が彫り込まれた材で階段を掛けています。
2階の小屋裏には、40㎝程の丸太の梁がありました。
古いお家だとよく見られる光景です。
柱を抜いて広いスペースを確保したい場所に大きな梁を入れて
もたせているんですね。
昔のお家の解体後の状況を見るのは大変楽しいですし、
勉強になります。
こちらはちょっと残念な状況です。
構造体である筋交いがエアコンのスリーブに貫通されており、
意味のない状況になっています。
基礎が人通口の為に斫られています。
施工後に人通口の巾を広げる為に斫り取られたのではないかと
思われます。
今の建築ではまずこのようなことはありませんが、昔の建物では
偶に見られる状況です。
今回のお家ではありませんでしたが、これ以外にもシロアリ被害、
雨漏りによる構造材の腐食などがよく見られる状況です。
だから、リフォーム工事では解体後の状況確認に力を入れています。
今回も現地で設計、営業、施工管理の私でしっかり確認をして、
問題のある部分をどう対処していくかを打合せしました。
リフォームは今あるものに合わせて、納めを考えていかないといけないので、
新築に比べて、色々と考えることが多く、苦労も多いです。
しかし、監督としてはこれが楽しみであり、醍醐味なんです。
I様完成を楽しみにして下さいね。
★★★イベント開催のお知らせ★★★
本日ご紹介させて頂いた現場で、リフォーム構造見学会を開催致します。
大工さんが補強作業を実演したり、断熱工事のセルロース吹込み実演など
なかなか見ることのできない過程をご覧になれます。
7月5日(日)10:00~17:00の開催になりますので、
ご興味のある方は、是非ご来場下さい。
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