職人達の未来
土曜日担当の吉田です。
一昨日は磐田豊橋エリアのアイジーワークス総会でした。
今期で第7期に突入しますが、正直なところ良くなってきたところもあれば、油断して数年前のレベルに戻ってしまったところもあります。
毎月業者会を開催しているビルダーは多くありますが、その多くは元請からの安全指摘や、発注会(参加すると発注書がもらえる)など形式的なものです。我々はそんな業者会のありかたに疑問を抱き、職人さん自ら考え、アクションし、振り返り、悩み、喜びあえる会にしたいと思い、職人さんが発言する場を多く設けています。
職人さんが100名を前にこうして堂々と話ができるのも、そんな6年間の賜物です。
会長の佐藤建具さん、ガチガチでしたが、アイジーワークスへの思いを熱弁してくれました。
そんな職人さん達、実は業界的に大きな悩みを抱えています。
『職人不足』
しかも一時的なことでなく、長期的な課題となっています。サラリーマンと違って安定収入がないとか、力仕事が多く大変そう、とか悪いイメージが先行し、若者が敬遠する職業になりつつあるようです。
そこで、今回は『未来授業』という活動について、『株式会社ありがとう』の代表取締役黒柳様に話しをしていただきました。
簡単に言うと・・・未来授業とは・・・
『中学生、高校生、大学生達と地域の大人(社会人)が関わり合いながら未来のこと、将来のことを考えていく授業です。地域の大人が積極的に生徒、学生と接点を持つことで、学校と地域が協力して未来の大人を育てていく環境をつくります』
ということで、大人たちが学校に出向いて、雑談から仕事の話まで色々な話をしたり、たまに職業体験を行ったりしているそうです。
私もそうでしたが、世の中にどんな仕事があるのかさえも知らない子供たちが多いのが実情です。我々の仕事について知ってもらい、少しでも職人を目指してくれる若者が増えてくれることを願うというのはもちろんですが、未来に広い視野をもってもらいたいという思いと、話しをすることで職人たちも自分たちの仕事の意義を再認識して欲しい、ということも考えております。
なにかと『オッカナイ』イメージの職人達。こうした機会を通して、新しい職人の姿を模索していきたいと考えております。
もし授業を通してお会いする機会がありましたら、沢山お話させていただければと思っております。
宜しくお願いいたします。