一燈照隅 万燈照国
月曜日の吉田です。
ズバリ本日は筋肉痛&四十肩で、動きが変です。
先週のブログで予告しましたが、先週末は「職人合宿訓練」を開催しました。
終わりはこんな感じで。
(皆でアゴを出しているのはうちの鈴木章史(施工管理)のマネです)
今回もいい笑顔です。
いままでお互いに話をしたことが殆どないような連中(同じ施工現場に携わっていても、異なる職種だと話す機会がなかなかないものなのです)が、3日間の研修を経てこの表情です。
互いに刺激し合い、支え合い、苦難を乗り越えた男たちの姿です。
もちろん訓練内容は言えませんが、大枠で言ってしまえば、「カッコつけてる場合ではない状況まで追い込むことで、感性を呼び覚ます」訓練です。
日頃我々は娑婆という泥沼で生活し、知らず知らずのうちに自己防衛的に多くの鎧をまとっています。
実は足元にある幸せを感じ取れないのも、周囲に支えられていることも気づかないのもそのためです。
この訓練ではその鎧をぶち壊していきます。
すると、今まで身の回りに当たり前に存在し、粗末にしていたモノに気付き始めます。
そして、互いに思ったことを意見し、互いを気遣い、互いに感謝しあえる深い関係が築かれていきます。
1件の工事には50人を超える職人が携わります。
その皆が、互いに感謝しあい、お客様への想いをこめて工事ができたのなら、もっともっといい家造りができると考えてます。
アイジーワークスからの参加者も40名を超えました。
しかし、まだまだ100名以上の人がこの体験を共有できていません。
時間はかかりますが、これからもこの活動を継続していきます。
タイトルの言葉は比叡山延暦寺を開いた 伝教大師、最澄の言葉一つです。
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一つの灯火を掲げて一隅を照らす。 そうした誠心誠意 の歩みを続けると、いつか必ず共鳴する人が現れてくる。 一灯は二灯となり三灯となり、 いつしか万灯となって国をほのかに照らすようになる。だからまず自分から始めなければいけない。
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私は職人業界の当たり前を変革したいと考えています。
今はアイジーワークスの中のほんの一隅の燈だとしても、この活動を継続することで、いつか全国にその燈が伝播させていきたいと思っています。
まず自分から です。