小さなことからコツコツと
月曜日担当の吉田です。
ここ最近は名古屋方面に来ることが多くなっておりますが、慣れると近いものです。
っと強がっておりますが、やはり運転している時間が勿体ない。全自動で運転して目的地まで連れて行ってくれる時代が来ることを期待します。
さて、本日も名古屋におりますが、先週末もこちらのエリアで現場確認を行ってきました。
色々書きたいこと盛りだくさんですが。。。。
江南市のK様邸をピックアップ!
上棟から3週間が経ちましたが、外部のモイスが張られ、サッシが取り付き、屋根瓦も完了しました。
ここから内部は床・天井・壁と大工工事が進んでいきます。
外部は、外断熱パネルが張られ、左官工事へと進んでいきます。
まだ構造体が見える状態ですね。
電気配線も完了しています。
家っぽくなってきました。
このモイスの施工、釘が命です。
この矢印のように、沢山の釘で止めつけることで強度を出していますが、モイス1枚当たり約90~100本もの釘が使われます。
ここからの説明はややマニアックなので、なんとなく 「スゲー」っと思っていただければ、と思いますが、
釘一本で短期許容せん断力が39から57kg(釘を打つ相手の木材によって変動)
つまり、モイス一枚で3500kgのせん断力を発揮する、ということになります。
もちろん、力の分散、伝わり方など様々な条件を応用力学的に分析すれば、この数値よりも低減は必要ですが、
釘のパワー、大したもんです。
この釘が家1棟で、6000本以上は使われますので、もう 「どんだけぇ~」(古いっすか?) っていう数値の力を発揮するわけです。
最近では釘打ち機で釘が打てますから、だいぶ労力も減ってはきていますが、でもこれだけの数ですから、大工さんも地道な作業です。
小さな事からコツコツと、ですが、その小さな事の積み上げなしでは家は成立しないのですね。改めてそんな事を痛感しています。
ちなみに、釘は日本でも飛鳥時代からあるそうですが、和釘と呼ばれ、鉄を叩いて作るものですから、四角い釘になります。
つまりは、今、我々が当たり前に使っているのは 『洋釘』 ということ。明治時代からはそれが主流のようです。
「なんだ、日本古来のもんじゃないのか。。。。」 とちょっと残念に感じています。。。。