増築工事 完成しました。
土曜日担当の吉田です。
以前このブログ内でも紹介しました、浜北区のK様邸増築工事が完成しました。
当社の新築住宅は自然素材を中心に建材をセレクトしますが、増改築では既存部との調和もあり、今回はいかに違和感なく増築するか、しかも構造を一体化せずに、ということがテーマでしたので、新築とは異なるテイストに仕上げてみました。
構造を一体化しない・・・・とは、どうするのか?
・主要構造体(柱、梁、基礎)は増築部と既存部で完全に縁を切っています。
・地震により既存部と増築部が異なる揺れ方をしたときに、力が伝達しないように仕上げ部にも目地を設けています。
要するに、《通路などで繋がる部分は、電車の連結部みたいにある程度動けるようにしてある》
っということです。
なかなかコレが難題なんですが、なんとか知恵を絞ってうまくできました。
マニアックな話はこの辺にしまして、
こんな感じに仕上がりました。
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どうでしょう? なかなか一体感あります。(ちょっと天気が悪いのが残念)
ちなみに北側は
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冒頭に『構造を一体化しない増築』と書きましたが、そうすると雨じまいが難しくなります。
さすがに瓦の継ぎ目で目地を作ることはできませんので、この写真のように、既存部の軒下に、増築部の屋根を差し込むように葺きます。
だから、内部のキッチンは
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レンジフードを斜めにカットし、あまり見慣れない格好に納まっています。
どの職人さんも 『この工事は難しいね』 って言ってましたが、お陰さまで綺麗にできました。
『ありがとうございました』
それと、K様、ご家族の皆様、4ヶ月間もの長い工事でしたが、いつも工事にご協力いただき、
『ありがとうございました』
きっとお疲れの事でしょうから、これからは新しくなった家でゆっくりくつろいでください。
折角ですから、先日お客様自らコンクリートを打設した風景を一枚。
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まだ、この上にブロック積まなきゃ、ですね。 楽しみながら頑張ってください。