造作材その2 巾木とは
2008年12月4日(木)
こんにちは新築担当の浦山です。
更新の期間が開いてしまい申し訳ありません。
造作材その2ということで「巾木」について書かせていただきます。
巾木とは、壁と床の境に帯状に取り付ける部材のことを言います。
使用目的は。以下の3つが挙げられます。
1.壁と床との隙間を無くす(隙間風を防ぐ)
2.掃除機やスリッパなどが当たっても壁が傷まないようにする
3.雑巾がけなどをしたときに壁が汚れないようにする
巾木はもともと日本では使われていない造作材でした。
現在でも和室(畳敷きの部屋)で使用されている畳寄せや
雑巾刷りという部材がそれに近いものとはいえますが、
昔の家には巾木は必要なかったのだと思います。
巾木は西洋建築様式から入ってきたものです。
デザイン性や生活スタイル、施工方法などの変化によって
取り入れられてきたのだと思います。
なんとなくよく見かける部材ひとつひとつにも意味があり、また個々に使用目的があります。
特に木造住宅に関しては、ふと調べてみると意外に奥が深かったということが多いので面白いと思います。
では次回は「造作材 その3」ということで村瀬さんよろしくお願いします。