捨てるのも大変
こんにちは(こんばんは)吉田です。
私のいる浜松は雨が続いており、前線が通過するたびに頭痛がするようです。
今日のお題は「産廃管理について」です。
私が多く関わっているリフォーム工事は、まず解体工事から始まりますので、多くのゴミ(産業廃棄物)がでます。その中身は様々。建築業界も年々仕様を変え、それにより建材の素材も変化していますので、築後50年の家と、築後20年の家ではゴミの種類が大きく異なります。
例えば、
古い家の壁は土壁で、仕上げにジュラクが施工されていることが多いです。最近の家なら、壁内にはグラスウール、壁面は石膏ボード+クロス、というパターンが多いでしょう。
これらが家によっては混在する事もあり、解体時に発生する産業廃棄物の種類は多岐にわたります。
ではこの色々なゴミをどう処分しているのか・・・。
できることなら現場でゴミを種別するのがいいのですが、なかなかそこまでできないことが多く、多くの場合、色々なゴミを混載し運搬してもらい、処理場で分別してもらいます。
その分別作業を私も見に行った事がありますが、手作業で行っていますので大変です。
リサイクルできるものはリサイクルし、それができないものはその種類によって、処分場(安定型・遮断型・管理型)を分け処理されます。
さて、では当社ではそれらに対し、何を管理しているか・・・・
マニフェストです。
当社にはこれが4枚綴りで保管されていますが、その中身は、運搬から中間処理・最終処分の経過ごとに返送され、それを一括りにすることで、その時に排出したゴミが適切に処分された事を確認できるわけです。
もちろん書類だけではありません。定期的に処理場に行き、確り分別がされ適正な処理がされているか確認にも行きます。
ゴミを出し、処理代を払ったらそれでお終いではなく、そのゴミに対する責任を工事完了後も我々が背負っている、という事です。
責任重大ですね。
次は、最近設計業務が多い『増田さん』
お題は【上棟式】でお願いします。