便利なソフトって難しい?
こんにちは、磐田店の浦山です。
積算ソフトについてお題をいただきましたが、
まずは、建築の積算について説明させていただきたいと思います。
積算とは…設計図面、仕様書等を基に、使用する材料とその数量を抽出し、
各材料に対応する単価を算入する事で総工事費を算出することをいいます。
簡単に言い直すと、
どのような材料を
どの位使い
いくらになるのか 計算することです。
昔はすべて手作業で計算を行っていましたが、
最近では積算ソフトを使用してパソコンである程度簡単に
求めることができるようになりました。
積算ソフトを使用する利点は、計算時間を短縮できるところです。
必要とする情報、数値の入力を行うことで、
コンピュータが事前に決められた通りに計算を行ってくれるため、
手作業で人が行うよりも断然早いスピードで作業を終えることができます。
しかし、コンピューターは決められた通りしか計算を行ってくれないため、
標準工事以外の内容があると適宜手を入れていかなければなりません。
しかもこのときにどの情報がどこに繋がっているのかを把握していないと
後程とても大変なことになってしまいます。
ソフトをいくらしっかりと作り込んでいても最後の調整・確認を行うのはヒトの手が必要となります。
このことは建築工事にもいえることだと思います。
建築工事では工場生産や規格化が進められてきましたが、
最後の仕上げを行うのは現場の職人さんの手仕事になります。
お客様によって異なるご要望に答えることができるのも
この手仕事の部分があるからこそだと思います。
ひとつひとつ異なる要望をカタチにしていくため大変さがある部分でもありますが、
だからこそやりがいもあり、楽しくもあると感じています。
次回は、横浜店の兼子さん
“在来工法or2×4工法”についてお願いいたします。