施工管理ブログ

一覧へ戻る

地域性(お題そのまま)

2008年2月16日(土)

最近は浜松で自分の管理する物件もあって、あまり遠出はしていない吉田です。
お題が『地域性』ということですが、私自身年の数(よりちょっと少ない)程の地域を転々としてきた(仕事の都合など)ために、様々な地域の文化や、勿論建築にも触れてきました。
当社のエリアで言うと、静岡・名古屋・浜松と渡り歩いてきましたが、日常的なことでいえばやはり食文化は大きく異なります。まず、スーパーに陳列されているものが違うので、皆さんも旅行に行かれた際は、土産屋もいいですが、スーパーに行くのも面白いと思います。
ちなみにかつて驚いたのは、静岡のイルカ、三重のうつぼ、岐阜のフナ、金沢のエイ、等。全部食べました。そして美味かった。愛知は色々ありますが、やはり、どんどん庵(自分で湯切りするのが楽しい)と横綱ラーメンですか?
さて、建築の地域性を考えると、横浜~岐阜のエリア内でも様々であります。
まず、愛知県の特性として、土壁がいまでも多い。
画像 018.jpg
既存宅の改修工事を行うと8割以上がこの土壁です。
これが静岡県に入ると土壁の割合は1割にも満たない。
静岡県では断熱材にグラスウールが採用されている率が高く、これは全国的に見ても多いパターンです。(最近はウレタン・セルロースファイバー・羊毛等、色々増えてきています)
また、もっと基本の木造建築で使用する『木』も、その樹種が地域により異なります。
愛知や横浜では『ツガの筋交い』が存在しますが、静岡では『マツ(米松)の筋交い』が一般的で、「筋交い(ツガ)」と発注すると、「ツガぁ??、ないよ」と言われてしまったりします。
壁下地で使用される『胴縁』も愛知ではエゾ松が主流ですが、静岡では赤松か杉が主流です。 ちなみに厚さも2mm違います。
最後の仕上がりにおいては、最近ほど地域の特性が薄れているようですが、まだまだ中身にはちょっとした違いが残っています。
地域特性というのはその地域の歴史でもあります。城下町だったりすると、その特性が顕著に表れていたりします。
当社のエリアだと、織田・今川・徳川・北条家でしょうか。
歴史好きな人は、その特色から歴史を紐解いてみるのも面白いかもしれません。
っという事で、次回は歴史好きそうな、ジャンボ武田!
お題は『シロアリ被害有りました』

2月
12
3456789
10111213141516
17181920212223
242526272829

シェアしてね

ツイート
前の記事を見る
一覧へ
戻る
後の記事を見る

EMOTOP浜松

2020年10月 GRAND OPEN