かなもの・カナモノ・金物
2007年12月22日(土)
豊橋から掛川までのエリアの新築工事を担当している
磐田店の浦山です。
建築金物だけではなく、メカメカしたもの全般が好きな
工務部最年少、ギリギリ二十歳代前半の施工管理です。
(外見と中身は三十前半とよくいわれますが…)
建築金物には本当にいろいろな種類があり、
現在、数十種類以上の製品が販売されています。
そのなかで、何をどこに使うのか選択することも
大切な仕事のひとつだと考えています。
例えば、
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上の2種類の耐震金物を見比べてみると、
どちらがより強い力に耐えられると思いますか?
短期基準引張耐力という強さの基準を表す指標があります。
それをもとに2つの耐震金物を比較すると・・・
2つともほとんど同じ数値になっています。
つまり、どちらの金物を取り付けても、
強度がほとんど同じになるということです。
金物に使用するビスの本数を少なくすることは
施工性の向上だけではなく、柱や梁などの構造体への
ダメージをより低くさせることにも繋がると思います。
ほかにも、同じビスを使用する金物を揃えたり、
より多くの条件で使用出来るものを探したり・・・etc
(建築金物ひとつで一喜一憂する姿は傍から見ると
ただのマニアにしか見えないかもしれませんが・・・)
使いやすいものを選ぶことで、
施工性の向上になり、施工品質の向上にも繋がります。
構造金物は、とても大切なものですが、
完成したら見えなくなってしまうので、
工事の際にはぜひ確認してもらいたい部分だと思います。
次回は、豊橋担当の伊藤さんです。
お題は、・・・古民家・・・です。
ご期待ください。