何百年の時を超えて。
2013年12月22日(日)
小山です。
今朝、車に乗っていて暖房がなかなか効かないなーと思っていたら、
暖房ではなく冷風になっていました。
さて、本日は打合せで清須市へ
帰り際に清州城をちらっと拝見させていただきました。
残念ながら、現在の建物は平成元年にRC造で建造された模擬天守ですが、
昔の人はよくこんな建物を木造で造ったものだと感心するばかりですね。
日本には世界最古の木造建築物の法隆寺をはじめ
何百年もの時を超えた建築物が多く残っています。
建物が現在まで残っているのは、木材をはじめ自然素材を使った建物だからということです。
無垢の木に土塗り壁・漆喰等々。
無垢の木材は環境さえよければ、100年でも200年でもそれ以上でも持ちます。
しかし、現在の日本の住宅の主流は新建材と呼ばれる工業化製品。
合板にクロスにスレート瓦・グラスウール・・・・等々。
新建材というと、名前の響きもよく新しくて良い建材だと思ってしまいがちですが、
実際は化学物質を大量に使った接着材などを使用した加工建材です。
当然、無垢の材料の様に何百年ももつわけがなく、
ほとんどの新建材は20年から30年で交換や、
高額なメンテナンスが定期的に必要となるわけです。
そんな建物は嫌だと、我々の家造りは昔ながらの工法を参考にし、
現在に合った工法や材料で造っていますので、長い間使用して頂くことが出来ます。
自然素材を使用し、呼吸する家。
やっぱり自然に逆らってはいけないということですね。