名古屋
プロデューサーブログ

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機械化

2017年11月16日(木)

皆様 こんにちは 山口です。

 

本日、11月16日(木)は何の日でしょうか。

ニュースでも話題になっておりますが、

ヴォジョレヌーヴォーの解禁日です!

まぁ、私はお酒はほとんど飲めないので、

特に縁がありませんが…。

ワインは、300万年前にはすでに作られ、

特にローマ等のユーロ圏で嗜まれていたようです。

 

ワインを貯蔵するときの光景を思い描いてみてください。

小屋の中に、大きな樽がたくさん並んでいる光景が

目に浮かびませんか?

 

ワインは非常にデリケートな飲み物と言われてますね。

保存の方法もひと手間かかります。

温度:15℃前後で変化が無い

湿度:65~85%

直射日光など光が当たらず、かつ、振動が無いところ。

これらを加味したうえで、昔の人々は、

ワインを保存するための建物(貯蔵庫)を建築して、

保存をしていました。

 

これを、現代の住宅、住環境に置き換えるとどうでしょう。

 

私たち、ヒトが暮らすのに理想的な温度、湿度があります。

 

まずは温度。

16℃以上28℃以下。

上位概念

英国保健省では、温度が健康状態に大きく影響をしていることを

国が理解をしている為、上記のような基準があります。

上記の基準を守れない家は、国から解体命令が出され、

建てなおしになります。

 

気温が高く熱いと、熱中症や脱水症状といった病気を誘発し、

寒いと呼吸器疾患や血圧の上昇による心筋梗塞、脳卒中を

引き起こします。

 

日本では、最近、住宅メーカー・工務店だけでなく、

設備メーカー(キッチンや窓を取り扱う業者さん)も

暑い・寒いに対して、健康が阻害されると認識しています。

しかし、日本は、特に推奨温度や規制は定めていません。

 

続いて湿度。

人間が快適と感じる湿度は、40~70%です。

1上位概念

今週末からさらに冷え込んでいくと天気予報でいってましたが、

気温が下がる=乾燥の季節にどんどん入っていく、という事です。

 

これから乾燥していくと、

風邪やインフルエンザのウィルスの活動が活発化します。

常に快適ゾーンの湿度になるように、

機械でコントロールをするのではなく、

住宅の資材が自然と調整(調湿機能)することが大切です。

2上位概念

一般的な住宅は、気密性を重要視している為、

簡単に言うとビニールハウスになっています。

 

床は、合板フローリング、壁・天井は壁紙という名のビニールクロス。

いずれもビニールです。

湿度のコントロールはできません。

 

弊社の標準で採用している「クアトロ断熱」は、

調湿・透湿できる材料になっている為、断熱をしながらも

年中通して、湿度のコントロールをします。

4上位概念

上記の図の薄い紫の部分が湿度です。

リビング、寝室、脱衣室の温湿度を711人のオーナー様の自宅で

調査した結果です。

 

ワインもワインセラーという機械を使うことで

温湿度のコントロールが簡単になったように、

住宅も機械ですべてコントロールする時代になりました。

 

しかし、機械はあくまで機械

いずれ耐用年数が経てば壊れるし、メンテナンスも必要です。

できる限り、そういった機械だけに依存するのではなく、

住宅の素材そのもの、自然の力そのもので

温度・湿度をコントロールしていきたいものです。

 

ではでは。

 

 

 

 

 

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