植栽の効果④

こんばんは。杉山です。

 

さて今日も植栽の効果について

前回のブログでもご紹介しましたが

 

植栽は日射を遮るだけでなく、室内の温度調整も担う役割が

あります。

南側の窓付近に植栽を植える事で直射日光を

遮る事が出来ます。

冬になると葉が落ちて、陽が入るという事も可能！

植栽によって影が造られるだけで、夏の日射が和らぎます。

 

さらに

さらに、土が冷やされているので

照り返しが少ないというお話しでした。

さらに、今回は、植栽を使って応用！

植栽から風を作る事が出来るのです！！

風について、くわしくはコチラ

※自由に風を起こせるわけではありません。

 

ﾎﾟｲﾝﾄは気化熱です。

植物は、水を吸って生きています。

よって植栽には水が必要で、植栽周辺の土は

水を含んでいる湿った状態となります。

 

太陽の熱によって熱せられた地面からは

水が蒸発し、水蒸気（気化熱）が生じます。

※水を含んだ土から水蒸気が蒸発するｲﾒｰｼﾞ

 

気化熱によって蒸発した水分と一緒に「空気」も

上空へ移動してしまいます。

いわゆる「上昇気流」というヤツです。

逆に冷たい空気が下に下がります。

 

つまり

植栽を植える事で、気化熱による上昇気流が起こる事よって

意図的に、室内に風を舞い込ませる事が出来やすくなります。

植樹する場所や、植物の数によって異なるので

計算、計画をしなければいけませんが

家と庭と書いて「家庭」というように

庭の計画、植栽の計画も

家で暮らす人にとっては大きな影響があると言えるでしょう。

 

是非、植栽の効果も知りながら

お家造りを楽しんでみては？

ではでは。