地盤改良工事
こんばんは。杉山です。
本当に寒くなってきました。いよいよ冬ですね!
寒い中でも現場は動きます。
今日は一宮市で行われた 地盤改良工事を紹介します!
地盤改良工事、その名も
スーパージオ工法
一見新しく見える名前ですが、実は伝統的な工法です。
別名 「置き換え工事」
簡単に言えば、建物の重さ分の「土」 を掘り出して
重い地盤を軽い地盤に変えれば、建物が建っても、地盤にかかる重さは、建物が建ってない時と
同じ!という事です。
土の重さを軽量化したシステムに置き換えるのです!
これは飛鳥時代の法隆寺、奈良時代の東大寺もこの置き換え工法が採用されています。
近年では都庁や霞が関にある巨大な建物もまた同じ!
あんな大きな建物が杭を打たずに出来ているのは土を排除した事で建物を軽量化しているからです!
上記左の図のように土を排出し、右図のように専用システムを埋め込みます。
基礎を作る前に、建物が建つ周囲を根伐りしていきます。
建物の重さ分の土を排除した様子。
周囲に砕石を敷き込み、転圧しながら固めていきます。
左の黒いヤツ がスーパージオシステムです。素材はプレスチックでリサイクルも可能!
これで建物を軽量化!
しかも液状化の時にはこのスーパージオ材の中に一時的に水を保水して溜め込み
揺れが収まったら水を戻し地盤を安定させます。
右はEPS(発砲材)を入れてシートで囲みます
シートで包んだら、砕石を埋め込み、完成です。
液状化地盤、軟弱地盤、狭小地、崖地、地中に埋設物が埋まっていても
使用ができる優れものなのです!
地道な作業ですが、これが建物を安全にし、安心を与えてくれる命綱!
現場監督の村瀬も入念にチェックしていきます!
メガトン級の村瀬が乗っても・・・・
もちろん大丈夫(笑)
ではでは!