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差し鴨居

2016.12.27

吉田です。

本日で仕事納め、っといきたいところですが、工事は29日、30日まで動く現場が多く、毎年の事ですが、完全休工(全ての工事が休みになる)まではなんだか落ち着きません。

みんなが大掃除しているのに、なんだか監督連中は現場でバタバタ、私は請求書チェックなどでバタバタ。

まぁ、これが工務部の年末です、って感じです。

さて、しばらく行けずにいましたが、とても気になっている現場があります。

古民家ほとんど全部リフォーム

 

 

すんごい小屋組

 

 

現在床組み中。

 

このあとサッシを付けて、床を張っていきます。ここから色々と頭を抱えそうな部位の作業が待っている(例えば、このクネクネの梁の間でどうやって天井と壁を組むのか、とか)ので、我々は「どうやってナイスな具合にするべか」と半笑いで考えるわけです。その状態、私は結構好きなので、ちょっと年始が楽しみです。

 

さて、古民家と言えば・・・

 

 

この大黒柱に左右両面からササッている・・・差し鴨居って言います。

 

これはできる限り残すようにプランニングします。

 

何故か・・・現在では標準的な〝耐力壁〟というものがほとんどない時代、この柱と差し鴨居で強度を出していたから、なんです。

 

なんとなく想像してみて下さい。大きな柱と大きな鴨居が複雑に加工された仕口でピタッとくっついている状態を揺らすと・・・その仕口が抵抗し揺れに耐えるんです。しかも木と木なので、大きな地震が来たときは、ジワッとめり込んで耐える、粘るんですね。

 

だから、立派な耐震性能として、残すようにしているんですね。

 

昔の仕様なんで高さが180cmほどで、少し邪魔ですが、大事な部分です。

 

もしご自宅に差し鴨居があるようでしたら、大事に磨き上げて下さい。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

本年のこのブログは今日が最後かな? のぉ林君。(なんなら明日書いてくれてもいいですぞ)

年始は5日から再開の予定です。木曜日、、、なので私かな。

では、皆様良いお年をお迎えください。

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