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木材が買えない?! その②

2021.5.15

ウッドショックによるIG Style Houseの対応

以前、「木材が買えない?!」というブログを書きましたが、5月に入り、ウッドショックについてのご質問が増えてきておりますので、現時点での当社の対応等を記載しておきます。

 

幸い当社では、JAPAN WOOD PROJECT(以下JWP)という取り組みをしてきたこともあり、現在のところ このウッドショックの状況下でも建築ストップや工期の変更・延長、大幅な仕様変更をすることなく、計画通りに進めることができております。

 

このJWPでは、「林業~製材業~木材販売業者~ビルダー」で新たなサプライチェーンを組み連携を取りながら「国産ヒノキ材の計画生産」を行ってきたため、現時点では11月末までに上棟するお客様については、工期変更も価格上昇もなく計画通り進めることができています。

 

建築業界の現状

ご存知かもしれませんが、このウッドショック建築業界ではかなり深刻で性急に対応しなければならない大問題となっております。

輸入材のほとんどが市場に入らなくなってきており、特に米松やホワイトウッドなどの構造材を主とした家づくりをしている会社さんは大打撃を受けていると聞きます。

その結果、国産材の需要が一気に増え、品薄となり、価格上昇、という構図になり

①材料が入らず、すでに上棟の延期、今後の工期の見通しもたっていない

価格上昇の可能性をお客様と書面で取り交わしている

というビルダーさんも増えており、お客様共々混乱しているという情報が飛び交っています。

 

なぜ国産材が手に入りにくいのか

『輸入材が手に入らないから、国産材を使いたい』となっても、(通常、製材、流通業者さんは在庫をあまり持ちたくないため)十分なストックがあるわけでもなく、また、そんなにすぐに材料が揃う訳でもありません

山から木を伐り出し、製材し、乾燥させ、プレカットし・・・消費者の元に届くまで何か月もかかりますし。

製材業者さんや木材販売業者さん曰く、

これまで国産材に見向きもしなかったビルダーや工務店が、急に困ったから「国産材を用意してほしい」と言われても、元々の大切な取引先を優先するため急な対応はできませんとお断りしているそうです。

今後も構造材含めそれ以外の木材全般に価格変動が予測されており、私たちも日々情報を集め、注視している状況ではあります。

 

改めて感じたJWPの価値

このような状況下でも、現時点で計画通り進められているのはこのJWPのお蔭です。

要約していうと4つのメリットを生むことができました。

1.計画生産をしたことで無理無駄を省き安定供給が可能に

2.良質な材料を構造材だけでなく、建具や家具まで使用しお求めやすくできたこと

3.環境保全(森林環境~CO2削減に至るまで)

4.サプライチェーン↔お客様↔地域 といった経済の循環と還元

 

このJWPは2年前に発足し、昨年2020年にはグッドデザイン賞を受賞することができました。

 

 

 

最後に

ただし、今後どの程度当社に影響してくるのか、正直わからない状況でもあります。

特に、価格と工期の変動についてですが、状況を見ながら報告及び告知をしてまいります。

 

 

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立田 裕樹

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