耐震等級3の建物は、震度5の繰り返しにどこまで耐えるのか?|浜松、名古屋、豊橋の注文住宅ならアイジースタイルハウス

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耐震等級3の建物は、震度5の繰り返しにどこまで耐えるのか?

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本年元日の能登半島地震では今も安否不明な方がおられ、現地では必死の捜索活動と復旧作業そして被災された方々への支援活動が行われており、少しでも早い安否の確認と復旧が進みます様、心からお祈りしております。

1月29日の気象庁の発表では、震度1以上の余震が1543回、震度7が1回、震度6が1回ですが、震度5弱~5強となると15回とかなりの発生回数です。現地の方々は大変不安な日々を過ごされていることとお察しいたします。

震度5による揺れの体感は相当強く、室内の軽い家具の移動や、置き物が落下するなどの被害はあり得ますが、建物自体への影響はそれ程大きくない印象です。しかし、これが何度も繰り返されれば、建物被害の蓄積や拡大が心配です。

そこで今回は、震度5強の揺れが繰り返し発生した場合の耐震等級3の建物への影響を、コンピューターでシミュレーションしました。

 

【耐震等級3の建物については、コチラ。】

 

余裕で耐えます

先に結論を言うと、建物への影響はないと言って良いほどで余裕で耐えます

震度5強程度の繰り返し地震による建物への影響をコンピューターでシミュレーションしました。実際に弊社で建築した建物に対し5回連続、震度5強で揺らしました

今回採用した地震のデータは、1995年の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)のものです。

以下は、その1回目と5回目の建物の様子です。

1回目

 

5回目

あまりに動きがなく退屈されたかも知れませんが、動きがないというのは、即ちその建物の強さによって揺れずにいるということです。(もちろん、画面が細かく動いているので、揺れないということではありません。)

このシミュレーションでは損傷個所がオレンジ色または赤色で表示されるのですが、動画ではまったく変わりませんね。ちなみに、損傷とまでは行かなくても部材の変形が一定の値まで達するとまず黄色になるのですが、それすらありません

1回目も5回目も建物の動きと損傷個所の無さは変わらず、以後は同様の結果となることが明らかですので、シミュレーションはここで終了しました。

 

建物が大丈夫な理由

では、耐震等級3の建物が震度5強の揺れを繰り返し受けてもなぜ大丈夫なのか?についてご説明します。

まず、耐震等級3の建物は、地震の揺れに抵抗するために設ける耐力壁や水平構面(床面に設置する耐震用の面材)が等級3の基準を満たすために相当量設置されています。また、柱と梁など各部材を強固に接合するための構造金物も同様です。これら耐力壁や水平構面、構造金物が必要とする強度と設置箇所は、構造計算(許容応力度計算)によって厳密に指定され、メジャーリーガー大谷選手に身体ごと完全にホールドされた小学1年生の様にガチっと固められます

 

耐震等級3は、震度7の地震が繰り返し発生しても耐えられるほどの耐震強度があるため、そもそも震度5強程度には先の動画の様に「ビクともしない」のです。

 

大震災後に発生する震度5強でも大丈夫なのか?

さて、もし震度6強を超える1995年の阪神淡路大震災や2016年の熊本地震、今回の能登半島地震の様な揺れの後に震度5強の余震が発生した場合はどうでしょう?

まずは、阪神淡路大震災レベルの震度による耐震等級3の建物への影響を見てみましょう。

この様に、主に1階の壁の多くが黄色になり一定の影響があることが分かりますが、建物はしっかりと建っています。(動画はコチラ

 

そして、同じ震度2回目の揺れです。

大地震が2回となるとさすがに影響範囲は広がり、2階の壁も黄色になりましたが、建物としては目立った変形や破損がなく、まだきちんと建っています。(動画はコチラ

 

そして、その後の震度5強による揺れの結果です。

ご覧の通り、やはり建っています。(動画はコチラ

 

いかがでしょうか。

耐震等級3の建物は、震度6強~7程度の地震に2回耐え、その後の震度5強にもなお耐える建物であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

もちろん、建物形状の違いや地盤強度の違いなど様々な条件が異なる各住戸では、少なからず影響の程度の差はあるはずですが、耐震等級3以上の耐震性があれば、地震後も自宅で生活を続け、落ち着いてから建物の修理をするというのは十分にできそうです。

 

耐震等級3の注意点

最後になってしまいましたが、耐震等級3の建物を建てる上でとても重要なことをお伝えします。

それは、耐震等級3にはその裏付けの取り方にいくつかの確認方法があり、中でも最も信頼度の高いのは、構造計算(許容応力度計算)によるものだということです。

これは、同じ等級3であっても確認方法の違いによって明らかな構造強度の差があるからです。詳しくはコチラの記事の「5.多様な計算方法と強度判定のリスク」をご覧いただければと思いますが、ぜひ覚えていて欲しいポイントを以下に記載しておきます。

 

耐震等級3の着目ポイント

構造計算以外で確認した耐震等級3の建物強度を構造計算すると、耐震等級2と判断される!

 

耐震等級3が2になる?一体どういうことなのか?

これは文章で理解するよりも直接解説を聞いていただく方がはるかに理解できますので、気になる方はお気軽に最寄りのスタジオ・展示場にお越しください

お待ちしています。

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