evolts B5

evoltzとは
木造建築用の制振装置であり、地震に耐えるだけでなく揺れを制御する目的で作られました。
こちらの制振装置は『株式会社evoltz』が企画・開発し、 自動車用ショックアブソーバー*の世界的メーカーである『BILSTEIN社』に製造委託をした「油圧系ダンパー」です。
日米独の3カ国で特許を取得しています。
*地面からの衝撃を吸収するサスペンション装置の一部


『極バイリニア特性』
震度1~2の小さな揺れに対しても、素早く最大のパフォーマンスを発揮。
過去20年に起きた地震の内、震度1~5が90%以上。
一般的なダンパーは、震度4以上の大きな力に対しては制振する効力を発揮するものの、それ以下の小さな力に対して効力を発揮することは困難でした。
evoltzはその弱点を克服し、日米独三か国で特許を取得。
『極バイリニア特性』によって小さな地震や強風による揺れまで、細かい脅威も見過ごすことなくお家を守ります
耐震と制振
耐震とは、建物の頑丈さのことであり、大きく揺れても倒壊しない様な構造を目指します。耐震性能が高いということは地面の揺れをダイレクトに受け止めたうえで壊れない、剛的な強さがあることになります。
一方制振は、柱の歪みや壁面の割れなどを抑えるために揺れの幅を小さくすることを目的とします。

なぜ、制振するのか
日本は世界でもトップクラスの地震多発国であり、年間数千回の地震が発生しています。震度4や震度5の地震でも建物に目に見えない損傷が生じるため、長期的な性能維持が課題となります。

現在、耐震技術の向上によって大きな地震に対しても倒壊被害は激減しています。
しかし、耐震性だけでは大きな地震に遭った際、壁面の割れ、壁内部の断熱性、気密性が落ちてしまう事態などを免れません。
制振性は耐震性、断熱性、気密性、美観など様々な面を守り続けます。
また、制振性能によって得られる効果は地震の揺れにとどまらず、近くを通過する大きなトラックによって引き起こされる揺れや台風などの強風による揺れまでもを抑え、快適な住環境を提供いたします。
制振は"制震"という漢字が使用されていることもあります。制震は地震の揺れを制御する際に用いられる単語のため、制振と表記しております。