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バルコニー使ってますか?【アンケート結果】

昔ながらの住宅建築では、バルコニーを設置することが当たり前の様な風潮でした。しかし近年、バルコニーを付けないという選択が増えつつある様です。

昨年度お引渡しした弊社の住宅建築48棟中、2階建ては31棟(64.6%)。その内、バルコニーを設置したのはなんとわずか2棟!(2階建住宅の6.5%)と、弊社でも顕著な傾向を示しています。

数年前からの平屋建てブームの陰で、バルコニーを設置しないという静かな変化も起きてい様です。

今回は、そんな傾向を受け、弊社のオーナー様にバルコニーの有無とその活用について、アンケートにお答えいただきました。

バルコニーの有る住宅

 

バルコニーの状況について

バルコニーの有無を伺い、それが有る場合には屋根の有無とバルコニー以外の物干スペースの有無も伺いました。

 

バルコニーはありますか?

アンケートにご回答いただいたのは55組のオーナー様で、15年以上前の建築という建物も含むため、バルコニー設置率は52.7%と近年の弊社住宅建築よりも遥かに多くの方がバルコニーを設置されていました。

 

バルコニーに屋根はありますか?

屋根は計約8割(下のグラフの青と赤の箇所)が設置。今回、この屋根の有無による顕著な使い勝手の違いは見られませんでしたが、バルコニーの屋根が太陽の直射日光を上手く遮ってくれるというご意見がありました。

 

屋根の有る部分と無い部分を分けたバルコニー屋根の有る部分と無い部分を分けたバルコニー

 

敷地や建物内に物干スペースはありますか?

別の物干スペースの有無によってバルコニーの活用状況に差が出ると思って伺いましたが、実際には、別の物干スペースがある方の約6割がバルコニーで物干しをされており、屋根の有無はあまり関係無い様です。

 

ほぼ全員に近い方が「別の物干スペースがある」との回答ですが、実は大半が建物内のスペースです。これは、弊社の建物は季節を問わず室内干しができる仕様特性による、弊社ならではの特徴と言えます。

 

室内物干の事例室内物干の事例

 

バルコニーの使用感

日々の暮らしでどの様にお使いか、また、その感想を伺いました。

 

使用方法

上位3位までの使用方法です。洗濯物と布団を干すことに使う方が大多数でした。その他の使用方法は、ほとんど1、2名のみでしたので割愛しています。

 

 

バルコニー設置者の約2割に当たる6名が「使っていない」という回答ですが、この内4名が「無くても良かった」と次の設問で回答されており、その理由については、そちらで述べます。

 

バルコニーは無くても良かった?

【バルコニーを使っていない理由、無くても良かった理由】

せっかく設置したバルコニーですが、約2割の方は「無くてもよかった。」とのことです。この2割には、前述の「バルコニーを使っていない」6名中4名を含みます。その理由をまとめてみたところ「奥行きが狭くて使えない。」ということに集約できるものでした。他には「落ち葉で排水口が詰まるので、掃除が大変。」というご意見が1件でした。

以前の住宅建築では、2階にはバルコニーを設置するのが当たり前との考えがあり、バーベキューをしたり植物を育てるなど明確なご要望がある場合を除き、「あれば何かに使える。」からと、バルコニーの要否自体を検討する場面があまり無かった様に思います。

 

「バルコニーがあって良かった」と思うこと

先の「使用方法」と同じく、「洗濯物や布団を干せる。」というご意見が12名(41%)と多数を占めており、その他では、以下の様なものがありました。

 

・テントを設営して楽しんだ。
・手軽に屋外に出て季節を感じることで生活が豊かになった。
・星や花火、海などを眺められる。
・エアコン室外機を置けた。
・直射日光が入り過ぎない。

 

テントの設営にはそれなりの広さが必要ですし、直射日光の影響は屋根の長さにもよりますが、暮らしを豊かにしたり快適にしたりできることを評価されている様です。

 

シンプルモダン住宅のインナーバルコニーシンプルモダン住宅のインナーバルコニー

 

バルコニー不要論?

最近のYoutubeなどでも見かけるのが、バルコニー不要論です。しかし、ここまで、住宅建築の際にバルコニーを設置した方に伺った結果は、「あってよかった。」が約6割を占めました。また、その理由も、洗濯物や布団を干すという実用面だけでなく、景色などを眺めたり、季節を感じたりできるという情緒的な側面によるものもあり、一概にそういう風潮だからというだけでバルコニーを設置しないのは、建築後に「やっぱり、あった方がよかった。」ということにもなり兼ねません。もちろん、無目的に設置してしまうのは使い道があまり無かったり、建築地によっては落ち葉の清掃が必要だったりするかも知れませんし、長年浴びる紫外線によって劣化する床の補修工事が必要になることにも考慮が必要です。その上で、昨今のバルコニーを設置しない風潮に捉われず、建築会社と一緒に検討を重ねて決めると良いでしょう。

 

一生に何度も無い大切な我が家の建築は、建築会社との二人三脚でぜひ成功させましょう!

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