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マイホーム取得に必要なことは、すべて業者が教えてくれた!?

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もし、身近に経験者がいれば、「マイホーム取得に必要なことは、すべて業者が教えてくれた?」かどうか、ぜひ、聞いてみてください。

それほど不満に思っていない人でも、「想定外」の一つや二つはあるはずです。

幸せに暮らし続けるため。これが、マイホーム取得の究極の目的だと思います。

ところが、多くの方にとって一生に一度の一大決心であるマイホーム取得は、何から手を付けて良いか分からないと言うのが永遠の課題になってしまっています。

特に注文住宅では、建物とお金について、迫る期日に反して決めなければならないことが多く、プロである建築会社の的確な手引きが非常に重要な役割を占めます。

ところが、住んでみて始めて気が付く事や後悔するという事が後を絶ちません

これは、より手続きが簡易な建売住宅でも起きており、買い主や建て主の課題に建築業界が応えられていないと言うことだと思います。

マイホーム取得に必要なことは、すべて業者が教えてくれた!?タイトル

 

1.検討事項と判断基準が分からないから後悔する

「そうだ!マイホームを持とう。」と思い立ったら、あなたは、まず何を検討しようと考えますか?

ほとんどの方は、土地、建物、予算のいずれかを答えるでしょう。

これは、正解です。そして、正しい検討の順番は、予算→建物→土地です。

え!予算が最初なのは分かるけど、建物と土地は逆では?と、思った方。

危ないですよ。

業者のいわゆるカモになるかもです。(笑)

今回の主題からは外れるのでここでの説明は省きますが、順番はぜひ覚えておくと良いです。

 

では、次の質問です。

「予算、建物、土地、それぞれの何について考えますか?」

となると、途端に答えに詰まる方が激増します。

実はこれ当然のことで、多くの方にとって、住宅取得に必要な予算、建物、土地についての経験的蓄積がほとんど無いことが原因です。経験が無ければ知識が得られないので、検討事項なんて思いつきません。仮に検討事項が正しかったとしても、やはり経験の無さから自分の判断基準なんて定めようが無いですよね。

ここが、比較的高額な出費である車の購入経験でさえ比較にならないほど、マイホーム取得の道が険しくなる理由です。

本来なら、建築会社などがそのギャップを埋める役割ですが、これが上手く機能していないケースが結構あります。

向うはプロだから、と言われるがままに(とまででは無いにしても)進めていったら、予想外の誤算だったという事を避け、人生の一大決心をぜひ満足な結果にして欲しいと思います。

マイホーム取得に必要な検討事項と判断基準が分からない

2.建物についての検討事項を間違えないことが重要

住み始めてから問題が発覚する様な家づくりの失敗を避けるのに、建築業界が改善するのを待ってはいられません。

しかし、主役であるあなたが手を打つことができます。

マイホーム取得で考えられる大きなテーマは、予算、建物、土地の3つです。ここから、マイホーム取得を成功させる為の順番とポイントをお話しします。

 

まず、予算についてです。

建物や土地に付随して掛かってくる諸費用を可能な限り細かく計画書に盛り込んでくれる様頼みましょう。

■諸費用とは


例)
・住宅ローンであれば、その手数料、保証料、抵当権などの登記費用や細かなところでは印紙代など。
・建物であれば、設計費や現場管理費など住宅建築工事に関わる付帯費用や各種登記などの諸費用。
・土地であれば、測量費や各種申請費、盛土や掘削などの造成工事費、また各種登記などの諸費用。
・その他にも、地盤改良や外構工事の予算なら百万円単位、水道の引込みの有無も何十万円という差が生じます。


 

建築会社にとっては面倒ですが、マイホーム取得のパートナーとして候補にすべき建築会社は、まず、これに応じてくれる所であることが大前提と考えてください。

建物の予算は、ある程度の打合せの上、現実的な規模と仕様での金額を出してもらいます。

そして、土地の購入費は相場から予測するか、予算ありきで自分で決めても良いでしょう。

ただし、「諸費用」として一式いくらの様な記載があれば、その内容と考えられる誤差を説明してもらうべきです。

この様に進めれば、予算計画がメチャクチャにずれるリスクは避けられます。

 

次に土地です。

これは、候補地が出たら、ぜひ建築会社と一緒に確認してください。

なぜなら、全うな建築会社であれば、土地の大きさ、形状、高低差、方角などを考慮しながら、どんな建物を建てられるのかを示すことができるからです。

その方が、土地購入を検討するのに正しい判断がしやすくなります。

これは、自分の視点から見下ろして見る土地は予想以上に小さく感じるので、そこで理想の建物が建てられないと独断し、せっかくのチャンスを見逃してしまうリスクを避けるためです。

これらのことから、予算計画と土地購入の段階で失敗するリスクはかなり低減できます。

しかし、ここまででは理想の土地に予算内で建てられても、そこに住み始めてから色々な問題が発覚するリスクは変わっていません。

なぜなら、予算に必要な諸条件は調査によって予測可能で、土地は現物を直接自分で確かめる事ができますが、完成するまでは絵に描いた餅である建物は、住み始めないことには住み心地などは分からないからです。

この事から、マイホーム取得計画の成功には、建物についていかに間違いのない検討ができたか?が最大のリスクヘッジとなります。

建物についていかに間違いのない検討ができたか?が最大のリスクヘッジ

 

3.建物に必要な最優先検討事項と判断基準

では、建物の間違いのない検討とは何について行うべきでしょうか?

間取り?、デザイン?、広さ(面積)?設備?

これらは、建築会社はもちろんのこと建て主も話がしやすいので、建築会社によっては終始この打合せばかりで進むこともあり得ます。

この場合、マイホームの完成後、何が問題になると思いますか?

 

それは、一年を通じた身体感覚としての住み心地です。

これは、実際に快適であるかどうか?という体感が判断基準です。

と、言うのも、住んでから後悔した、失敗したと思うことには、室内の暑さや寒さへの不満、つまり不快であることが挙げられることが多いからなのです。

そして、体感が判断基準と言いましたが、これは、その建築会社が建てた実際の建物で確認することで可能です。

新築の完成見学会も良いですし、実際に暮らしているお施主様のお宅に伺えれば、より高い納得感が得られます。

また、マイホームでの暮らしが快適である為には、室内の暑さ、寒さ対策はもちろんの事、湿度のコントロールも関わります。

 

暑さ、寒さへの対策がしっかりしていると言うのは、建物の断熱性能がしっかりしている必要があります。

しかし、断熱性能が高いだけでは、外壁内結露による建物劣化のリスクが発生します。

ですから、上手に湿度をコントロールする調湿性能も必須となります。

 

つまり、検討すべき最優先事項は、断熱性能と調湿性能です。

 

断熱性能と調湿性能が高いとどう良いのでしょうか?

それは、ちょうど良い室温と相対湿度を保持でき、そこに住む人は快適であると感じるだけでなく、湿気から建物を守ることにもつながり、耐久性の向上に貢献します。

快適であると言うことは、健康に過ごせるということです。

健康に過ごせると言うことは、年を重ねても元気でいられるという事です。

いつまでも元気でいられると言う事は、幸せに暮らし続けるための大前提です。

 

この記事の初めに「幸せに暮らし続けるため。これが、マイホーム取得の究極の目的だと思います。」と書きました。

マイホーム取得を実現する上で、最も忘れてはならないのが、何のためにそうするのか?と言う目的を明確にすることです。

幸せに暮らし続けるための建物を考える上で、間取りやデザイン、広さや設備は最優先事項になると思いますか?

どれも大切だとは思いますが、それも、そこで暮らす人が健康であってこそですから、最優先ということはないでしょう。

しかし、断熱と調湿は、住む方の気分的な快適性のみならず、身体的な健康性に影響し、何十年という長期のスパンでは、住む人と建物の寿命にも無視できなほどの影響を与えます。

これらの地味な項目についての重要性と対策をしっかり説明できる建築会社は、実はそう多くありません。

マイホーム取得を計画を成功させるためにも、ぜひこの2点を最優先検討事項としていただければと願います。

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