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戸建住宅の防犯 勘どころ

2018.12.13

戸建住宅の取得にあたり、耐震性断熱性などについては、今や一般の方でもかなりの関心や知識をお持ちです。

ところが、防犯性となると、大切とは思っていてもあまり情報が無いという方がほとんどです。

戸建住宅の防犯性を上げるには、侵入犯罪に対しての対策が主となります。

実は侵入犯罪には一定の傾向があるので、その勘どころをしっかり抑えれば、被害に遭う確率を大きく減らすことは可能です。

独立した建物として存在する戸建住宅は、集合住宅よりも空き巣などの侵入犯罪に遭いやすいという事実があるのは確かですが、かと言って、大掛かりな防犯対策が必須という訳ではありません。

戸建住宅の防犯 勘どころ

 

1.侵入窃盗認知件数の推移と発生場所の特徴

最近の侵入窃盗については、下のグラフの通り、ここ15年度ほどは減少傾向にあります。

侵入窃盗認知件数の推移
出典:住まいる防犯110番(警察庁)

最新のデータとなる平成29年は、平成14、15年のピーク時の4分の1以下と激減しています。

絶対数が減っているのは、良いことですね。

ところが、その発生場所となると、以下の通りとなり、被害に遭う確率から見た戸建住宅の防犯対策は必須と言えます。

侵入窃盗の発生場所

出典:住まいる防犯110番(警察庁)

侵入窃盗は、住宅が57.3%と半数以上を占め、狙われやすいと言うことが分かりますが、この中でも特に戸建住宅が全体の41%を占めており、共同住宅よりも防犯対策に留意すべきということになります。

 

2.的確な部位に防犯対策を講じる

では、戸建住宅の防犯対策として、どこから手をつけるべきでしょうか?

それは、最も狙われやすい部位からです。

戸建住宅の最も狙われやすい侵入部位は、次の通りです。

侵入窃盗の侵入口

出典:住まいる防犯110番(警察庁)

侵入部位トップは57.6%の窓ですが、続いて表出入口、その他の出入口という順に高く、いずれも窓と同じ様に、大きな開口部が狙われています。

これらの部位の比率を合計すると、なんと92%以上を占めます。

この事から、まず、窓、そして玄関、勝手口などの出入口に的確な防犯対策を講じることが正しいと言うことがわかります。

ただし、一点注意があります。それは、侵入被害に遭う住宅は、そもそも住まい手の不注意が一番の原因になっているということです。

侵入の手口

出典:住まいる防犯110番(警察庁)

このグラフの通り、「無締り」つまり「無施錠」の家が侵入犯罪のほぼ半数を占めます。

つまり、どんな防犯対策を講じようが、そもそも家を丸腰にしていて侵入されているものが半分もありますよ。ってことです。

これでは、何をしていようとお手上げですね。

 

3.ポイントを抑えた対策と確実な施錠で、被害に遭う確率を激減できる

この事から、戸建住宅における侵入犯罪の被害に遭う確率は、確実に施錠すると言うだけで、半減させることができると言うことになります。

その上で、窓、玄関、勝手口などにも的確な防犯対策を講じれば、被害リスクの約90%には手を打ったことになります。

後は、被害リスクの残り(上のグラフの合い鍵、戸外し、その他、不明の計)約10%に、予算に応じて対策を講じる。と言う手順が効果的だと言えます。

これは、車の事故被害にどれだけ対策を取るか?と言うのと似ていますね。

事故対策として運転席、助手席のエアバッグは必須でしょうが、それ以上の高額な安全装置をつけたとしても、そもそも、シートベルトをしないとか交通ルールを守らないでは、事故を起こす確率は下がらない様なものです。

そんな訳で、戸建住宅の効果的な防犯対策はハードルが高くないと言うことがお分かり頂ければ、幸いです。

実際の防犯対策については、機会を改めて書きますので、どうぞお待ちくださいね。

豆知識くん

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