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《対談》【No.4】どうなる!? 住宅ローン金利 今後の見通し

《対談》どうなる!? 住宅ローン金利 今後の見通し【No.4】(全4回)

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自ずと見えてくる結論

(司会)
イエールさんから提案する住宅ローンの商品は複数あると思うんですが、それは長期固定と変動と混ぜて提案するんですか?

 

(イエール)
それはお客様の要望によって変わります。変動か長期固定かどちらにするか、もう全く決められず、「提案してもらった中から選びたい。」という方にはそういったご提案をすることもありますが、実際にはある程度ヒアリングをさせていただいて、お客様のニーズを理解しそこを深掘りすることで、「そういう事でしたら、お客様にはこちらのタイプが合っているのではないでしょうか?」とご提案するパターンが多いです。その上で実際の住宅ローンをご案内する時には、どちらの金利タイプのローンを選ぶかというよりは、つなぎ融資や保険などの条件や、例えば固定金利なら長期か10年固定かなどの違いから、私たちとの話し合いの中で決めていただける様にしています

 

(司会)
イエールさんとしては、お客様にヒアリングすればお客様の条件とお考えで、どちらの金利タイプが合っているか判断できるものなんですか?

 

(イエール)
それもありますが、お客様とのお話の中で自ずとお客様ご自身で見えてくることが多いですね。

私たちから、金利の差による返済額をご提示すると、お客様自身で収入とその後の生活環境の変化、お子様の教育資金や保険などを想像しながら、だんだんと答えを見つけられるパターンが多いという印象はありますね。

 

 

固定金利タイプを選ぶ場合の傾向

(司会)
そして、現在はその結果、変動金利を選ばれる方が、冒頭で出た通り7割以上いらっしゃるということですね。では、例えば固定金利を選ぶお客様の場合、何か傾向の様なものはあるのでしょうか?

 

(イエール)
借入金額が比較的少なめの場合ですね。

金利差による返済額の差は、借入金額が多いほど大きいのですが、逆に借入金額が少ないほどその返済額の差は小さくなるので、同じ様な返済額なら長期固定金利の方が安心できるということで選ぶ方が増えてくる、という印象はあります。

 

(司会)
なるほど。納得できますね。

 

 

繰り上げ返済の割合は?

(司会)
では、住宅ローンを借りられた方で、繰り上げ返済をされる方というのは、どれくらいの割合でいらっしゃるものなのでしょうか?

 

(イエール)
実際に繰り上げ返済を実行されたかどうかまでは把握していないのですが、借入れをする際の計画では、繰り上げ返済を計画に含めるお客様もいらっしゃいます。ただ、私の感覚ですとその割合が、以前と比べて少なくなっている気がします。というのも、今ある現金貯蓄をできるだけ減らさないというお考えの方が多くなっている様なんです。

 

今、住宅購入を考えられる年代の方は、物心ついた頃には不景気で、何ごとも節約する様な生活が長かったと思うので、いわゆるバブル経済以前の世代とは金融資産に対する価値観が違い、現金にはなるべく手を付けずにおきたいと考えるのだと思います。また、昔の金利が6%を超えるような時代では、金利負担が大きい分繰り上げ返済をする効果も大きかったですが、今の様な低金利ではその効果も小さいですからね。

 

(司会)
なるほど。これもとても納得できますね。すると、繰り上げ返済を強く希望される方は、実際にはどれくらいの割合なんでしょうか?

 

(イエール)
そうですねぇ、1割いるかいないかぐらいの感覚でしょうか。もっと少ないかも知れません。また、繰り上げ返済と言っても、返済途中で小まめにするのではなく、退職金で残債を一括返済するという方がほとんどです。

 

(司会)
同じ繰り上げ返済と言っても、今は実施する考え方がかなり違ってきているんですね。

 

 

借入相談でよくある質問は?

(司会)
では、イエールさんへの最後の質問になりますが、住宅ローンを借りるお客様からのよくある質問を教えてください。

 

(イエール)
よくある質問ですか。

いろいろなお客様がいらっしゃって、なかなか難しい(笑)

 

 

ただ最近ですと、ご相談中のお客様が固定金利が上がってきているという情報を見て、これから自分が組む住宅ローンは一体どんな金利になるのだろうか?というお話しになることは、非常に多いですね。

 

あとは、保険の質問ですね。同じ団体信用生命保険でも金融機関によっていろいろな選択肢があるので、どれを選べば良いのだろうか?と聞かれます。

 

(森)
その場合、どうやってご案内しているんですか?

 

(イエール)
難しいんですよね~(笑)

結局、リスクをどう捉えるかの話しになるので、例えばガンならわりとすぐに保険が下りるだとか、他の疾病だと必要な入院日数とか適用ハードルが高くなるだとか、いろんなケースが考えられるんですが、もうキリがないのが本当のところです。

 

(司会)
確かにお客様のお考えごとに選択肢があるので、一概に正解といえるものは無い様ですね。

 

 

アイジースタイルハウスの住宅ローンの考え方

(司会)
では最後のテーマに移ります。こちらは、森さんに伺います。

アイジースタイルハウスの住宅ローンに対する考え方を教えてください。

 

 

(森)
はい。

住宅ローンのお話しをする上で、固定が良い、変動が良いという話しはしませんね。それ以前に、住宅ローンの仕組みを知らないまま借りてしまうのはリスクを知らずに借りることになるので、それは良くありませんね?ということをお伝えしています。

 

借入れは、景気や政策がどうなっていくのかをお客様自身で考えながら決めて行く必要がありますが、住宅ローンは建築後最長35年という長期に渡るお付き合いをしていくものなので、例えば、そこにファイナンシャルプランナーが入って何とか借りられるだけのうわべの資金計画を立てても、建築後の暮らしが苦しくなったのであれば、わが家を建築した意味がないですよね?かと言って、私たちの様な建築プロデューサーも、ベテランと若手では経験値の違いから、同じ借入れの説明はできても実態に伴う話しに差が出てしまう。そこで、その様な差が出ず、実態に合った深いお話しがしてもらえるイエールさんの様な企業に手伝ってもらう様にしています。

これによって、弊社としてご提供するサービスのレベルを保っています。

(完)

 

 


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