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シックハウス対策の基本

2018.5.05

シックハウス対策は毎日の暮らしの中に潜むリスクへの対策となります。
建物の材料が原因で日々の生活にも支障が出ることもあるシックハウス症候群。一度発症してしまうと、完治は困難と言われています。
人の暮らしを支える器として、まずは健康、安全に過ごせることが住宅本来の役割です。
地震対策は突然やって来るリスクへの対策と共に、シックハウスへの対策もしっかり行いましょう。
住宅建築におけるシックハウス対策の基本は次の通りです。(詳しくは → シックハウス症候群とは

①無害な建材の選定
②建物の断熱化による結露の防止
③アース付コンセントの採用・オールアース工事

ここでは、シックハウス対策の最優先事項である①をシックハウス対策の基本として解説を進めて行きます。

シックハウス対策の基本

 

1.ホルムアルデヒドなどの有害化学物質が揮発しない建材を使う。

国土交通省がシックハウス対策として建築基準法で規制している化学物質は次の2つ。

・ホルムアルデヒド(居室がある建物への使用制限はあるが禁止ではない)
・クロルピリホス(居室がある建物への使用禁止)

厚生労働省でも以下の物質に室内濃度の指針を定めています。

クロルピリホスは「居室のある建物」への使用禁止であり、全面禁止ではありません。また、上の表も室内濃度の「指針」であり、強制力はありません。

つまり、実生活ではこれらの物質から回避するのはほぼ不可能です。

しかし、①~⑥は住宅性能表示制度でも計測対象(現在アセトアルデヒドは除外)となっており、知識を持っておくことは必要です。

現実的な建材選定の判断としては、ホルムアルデヒドの放散量に注目することです。

理想は、ホルムアルデヒドが含まれない材料であることです。

ここで、ホルムアルデヒドに関わる建材の見方をご説明します。

 

日本の建材(建築物に使われる材料)は、ほとんどが工場で生産されるものです。

外装材のサイディングや内装材のビニルクロス、床材の合板フローリングなどです。

製造には電気、熱、化学薬品が関わり工業化製品と言われます。

製造過程の特徴から、様々な化学物質が製品に混入します。

中でもホルムアルデヒドは人体への影響が大きい為、規制対象となっています。

メーカーは、規制範囲内の製品である事を☆印の数で示し、F☆☆☆☆の様に表記します。

☆印の数でホルムアルデヒドの放散量に応じた等級を示します。

F☆☆☆☆が最高等級で最も放散量が少ないものです。F☆☆☆、F☆☆は制限付きで使用可能、F☆は使用禁止です。

 

注意点は、建築基準法で定めた放散量より少ないことを示す指標と言う事です。

F☆☆☆☆の製品は、ホルムアルデヒドが揮発しないと言う事ではありません。

 

2.ホルムアルデヒドの規制対象外となる建材

規制の対象外となる建材もちゃんとあります。

これは、国交省HPに「告示対象建築材料以外の建築材料」として記載されています。

どちらかと言うと、自然素材系の製品が多いのですが、コンクリート製品、樹脂塗料、化学系接着剤も含まれているのは意外ですね。

 

注意点は、これらはホルムアルデヒドが含まれていないものと、わずかに含まれているものがあると言うことです。

実際の検討に当たっては、建築会社にしっかりと確認すると良いでしょう。

 

3.現実的な検討

見て来た通り、この建材なら絶対安全と言うものはほとんどありません。

ですので、実際の建築計画では安全な材料を選定するのは本当に難しいことです。

シックハウス対策を考えるのであれば、次の様なポイントも有効です。

・使用材料の安全性を建築会社に説明してもらう
・VOC検査の有無を確認し、有りの場合は記録を見せてもらう。
・新築間もない施主宅を訪問させてもらう。

これだ!と言う決め手は無いものの、重要な判断材料になります。

 

4.最後に

シックハウス対策として、まず初めに着手すべき内容をお話ししてきました。

シックハウス症候群の原因としてはカビやダニ、電磁波なども考えられています。

これらの対策としては、断熱工事やアース工事などが有効です。

シックハウス対策や健康住宅をもっと知りたい方は、次の記事も参考にしてみて下さい。

 

参考記事

・断熱性能で結露を防ぎ耐久性を高める
・電磁波対策工事

豆知識くん

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