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悩ましき住宅ローン保証料

住宅ローンを利用する上で、たいていの場合耳にするのが保証料という言葉。
保証と言うくらいだから、「掛け金みたいなのを払えば、ローンが返せなくなった時に保険金みたいにお金がおりて来る制度。」くらいの認識だと、イザ!と言うときに慌てます。と、言うか大変なことになります。
住宅ローンの保証制度は、一般的な解釈とはちょっと違うので、大切な我が家と家族のためにもしっかりと理解しておきましょう。

悩ましき住宅ローン保証料

 

1.保証料とは

住宅ローンの保証とは、借り主が住宅ローンの返済ができなくなった時、第三者である保証会社がその肩代わりをする制度で、この制度を利用する為にあなたが支払う対価が保証料です。

保証料は、借入れ額の2%前後のところが多い様です。(HPなどでは、保証料率として「100万円当り0.16%」などと表示されています。)

借入れが3000万円なら、60万円前後ですね。消費税はかかりません。

保証制度は、万が一返済できなくなった際、我が家を手放すこと無く借り主を救済する措置の様に思えますね。

実際のお打合せでも、お客様からその様に解釈していると言うお話しを伺うことは多いです。

結論から言うと、この保証制度は銀行の貸し倒れを防ぐためだけの制度です。
とは言え、この制度がなければ「保証人を自分で探してきてね!」ってことになります。
これはこれで探すのも大変ですし、万が一保証人に請求が行く様な事態になって保証人の人生に大きな影響を与えるかも知れないことを考えれば、借りる側にとってもちゃんと意味はあるとも言えます。

ただ、保証会社に代位弁済(借り主に代わって融資先に残金を支払ってもらうこと)してもらってメデタシ、メデタシ・・・ではなく、続きの話しがあると言う所が厄介なのです。

 

2.それ保証料払う意味あるの?

と言うのも、保証会社による住宅ローンの代位弁済が行なわれた後、あなたはその保証会社から「融資先には支払っといたから、その分はウチにアナタが返してネ!」と、請求されます。

「でえぇぇぇぇぇーっ!?」

ですよね。


業者  「ね?借りる方にとっては、何の救済にもならない仕組みなんです。ハハ・・・。」

お客様 「ナルホド。自分で保証料払って自分は救済されないんですね。ハハ・・・」


と、お打合せの席では、お笑いの自虐ネタみたいな会話になる事があります。・・・が、笑い事ではありません。

この制度を知ると、「借りる方が保証料払う意味はあるのか?」って話になりますが、残念ながら、「意味、ありません。」としかお答えできません。

 

3.今のところはこれしかない

筋から言えば、自分の身を守りたい融資機関が負担すべきと思いますが、保証制度の利用が融資条件となっている融資先は、ほぼ間違いなく保証料は「借り主持ち」としています。

それがイヤなら、他へどうぞ。ってことでしょうか。

ちなみに、最近ではこの保証制度を利用しなくても良いと言う融資機関もあります。

つまり、貸し倒れリスクを融資機関が負うと言うことで、ネット系の金融機関が多いですが、実際の店舗がある新生銀行やイオン銀行の様に、保証会社の利用を融資条件にしていない金融機関もあります。また、通常は保証人を立てる必要もありません。

それなら、その金融機関に人気が集中しないかと思いますが、これらの住宅ローンでは、融資金利や手数料が高めだったりする場合もあるので、要注意です。

実際の比較検討では、借入れに必要なあらゆる諸費用を含める必要があります。

いずれにしても、金利が低くて保証料も不要などと言う住宅ローンは、まず無いので、納得しがたい話ですが、今のところは、融資に関わるあらゆる諸費用を含めて検討するしかない、と言うのが現状です。

 

4.まとめ

住宅ローン保証制度とそれに掛かる保証料についてお話ししてきましたが、多くの住宅ローンでは保証料を支払うことになります。

借りる側としては、総返済額(借入金額に諸費用を含めた金額)で比較して、なるべく低い金額の商品を見つけると言うのが基本姿勢になりますが、保証料不要のところもあれば、一定の条件を満たせば金利が安くなったり、キャンペーン商品があったりする上、金利などは毎月変わるので、個人の時間を使って自分だけで比較検討するのは非常に困難です。

住宅ローンの知識と経験が豊富な不動産会社や建築会社に相談できると良いのですが、実際には、なぜその商品が良いのか?リスクはどうなのか?を説明できる所はあまり無い様です。

大切な我が家についての、重要な資金の話しについて、「なぜ?どうして?」をしっかり説明してくれる業者との出会いは非常に重要です。

その為には、例え嫌がられてもしつこく「なぜ?どうして?」と、納得が行くまで聞くことが大切です。

もちろん、アイジースタイルハウスでは新築計画に先駆けて、しっかりと住宅ローンの仕組みや借入れの考え方をお伝えしています。

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