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新築住宅と中古住宅リノベーションのメリットとデメリット

2021.6.30

住宅の建築または購入を考え始めた時、それを新築で実現するのか?あるいは中古住宅のリノベーションやリフォームで実現するのか?の選択肢があります。

当然、新築には新築の中古には中古のメリットとデメリットがあり、一概にどっちの方が「絶対に良い」ということはありません。

今回は、木造住宅の新築と中古住宅のリノベーション(及びリフォーム)も手掛けるアイジースタイルハウスが考える、木造の新築住宅と中古住宅リノベーションのメリットとデメリットについてお話しします。

新築住宅と中古住宅リノベーションのメリットとデメリット
 

 

1.新築住宅のメリット

それはずばり、更地に新しく建てることによる安心感でしょう。

例えば、耐震性や断熱性など建物の性能を確保しやすい安心感、間取りの自由度がある安心感、「自分の夢を叶える」ことができる安心感などは、打合せの段階からお施主様自身が関わる注文住宅の大きなメリットとなります。建売住宅の場合でも、間取りの自由度はほとんどありませんが、建物の性能に関しては、耐震性の指標となる「耐震等級」や断熱性能の指標となる「UA値」など、数値で示される性能が設計図書などの資料で分かるのであれば、新築のメリットとしては同じです。また、自分たちが初めての住まい手となる心理的な安心感は新築ならではですね。

 

2.中古住宅リノベーションのメリット

単純に、再利用できる建物の部分が多いほど費用を低く抑えられることでしょう。また、これは環境へのメリットとなりますが、既存建物を再利用することで新しい材料を必要としない分、工場が材料を生産することによる環境負荷を低減することにも貢献します。長い目で見た次世代、子孫に送るメリットと言えますね。

もし、中古住宅がご自身の親や祖父母など代々引き継いだもので、建て替えによる新築には心理的な抵抗がある場合、リノベーションであれば、ご先祖様方への感謝と敬意を保ちつつ、ご自身もきれいで快適な住居に住めることもメリットと言えるのではないでしょうか。

 

3.新築住宅のデメリット

一般論として、中古住宅リノベーションよりも費用が掛かりやすいという点です。同じ大きさの建物として単純比較するのであれば、費用の差は歴然です。

また、何もない更地に建てるので、建ってしまってから「思っていたのと違う!」ということも起きることがあり、現物がある中古住宅では起こりにくい新築住宅のデメリットでしょう。もちろん、建売住宅の場合は当てはまりませんが。

そして、決めるべき物事が多く打合せ期間が長くなりがちなことも中古住宅と比較した場合のデメリットと言えるかもしれません。

 

 

4.中古住宅リノベーションのデメリット

中古住宅の程度の良し悪しによってリノベーション費用が大きく変わるリスクがある点でしょう。

これは、新築住宅のメリットの逆と言えますが、耐震性や断熱性などの性能は築年数が古いほど期待値が下がります。耐震性については、昭和56年(1981年)6月以降に建築確認を受けた建物であれば、いわゆる新耐震基準に沿った建物であるため、現代の家づくりに沿う耐震補強の費用は一定の範囲内に収まりやすいのですが、断熱性となるとほんの数年前まで、ハウスメーカーを含めたほとんどの建築会社が注力してこなかった性能であるため、リノベーションで求める性能向上に必要な工事が費用を押し上げる要因になることがあります。もし昭和56年5月以前の建物のリノベーションとなると、耐震費用もそれなりに掛かることになります。

 

 

 

 

5.何をどう判断すべきか?

新築住宅と中古住宅リノベーションのメリットとデメリットについて、非常に簡潔に述べましたが、では、あなたが夢の我が家を実現する時、何をどの様に判断すべきでしょうか?

それぞれのメリットとデメリットは表裏一体な面があります。自分がどれだけメリットに価値を見出し、デメリットに潜むリスクをどれだけ許容するかを判断し、その判断を自己責任として受け入れられるかどうかは人によるので、絶対に正しい方法というのはありません。

そうなると、大事なのはメリットに見出すべき価値とデメリットに潜むリスクを客観的に判断するための調査力とその見立ての確かさとなります。その調査と見立てに関して、新築も中古住宅リノベーションも手掛ける経験豊富な建築会社が頼りになるパートナーになります

ここで注意すべきは、新築しか手掛けないかリフォーム工事をしても自社建築の建物くらいしか経験のない建築会社やリフォーム専門会社への相談はリスクがあるということです。なぜなら、自社が得意とする工事のメリットを強調することは明らかであり、客観的な意見を聞ける可能性が低いからです。

もちろん、新築と中古住宅リノベーションを手掛けている建築会社ならどこでも安心という訳ではないので、大切な我が家の実現にふさわしいパートナーかどうかは、最低でも次の様なことを確認されると良いでしょう。

 

 

6.新築と中古住宅リノベーションの検討を相談するパートナーに求めること

新築と中古住宅リノベーションのいずれであっても、耐震性と断熱性は共通の重要な建物要素です。あなたが、その建築会社の耐震性と断熱性についての考え方や実施していることを知るのは、新築か中古住宅リノベーションかの判断を下す重要な材料となります。

 

1.耐震性能とその裏付けの確認

耐震性の重要性について説明の必要はないでしょう。

2016年の熊本地震では高耐震のお墨付き住宅が倒壊し、その隣に建つ築10年の建物が無傷という事実もありました。

耐震性は建築会社にお任せではなく、納得のゆく裏付けを確認しましょう。

1.1.新築の場合

取得可能な耐震等級構造計算など裏付けの実施の有無を確認する。

 

1.2.中古住宅の場合

床下や天井裏への潜行調査の実施の有無と耐震診断法に基づいた評点算定の実施の有無を確認する。また、耐震補強工事の自治体からの補助金申請の対応可否も確認する。

 

2.断熱性能とその裏付けの確認

断熱性は、室内の温熱環境を大きく左右する重要な性能です。新築はもちろんのこと、中古住宅でも確実な断熱工事で十分に性能を高めることは可能です。

2.1.新築住宅の場合

設計建物のUA値とその裏付けとなる仕様を確認する。

 

2.2.中古住宅の場合

建物調査に基づく断熱計画と性能向上工事をどの様に計画するのかを確認する。

 

 

あなたが、その建築会社を我が家の実現のためのパートナーと判断するのに、耐震性と断熱性に関する確認だけでは十分とは言えませんが、最初に確認すべき必須事項であることは間違いありません。まずは、これらの確認を手掛かりにした上でさらに実績や会社の歴史、住宅に対するものの考え方などを含め、総合的に判断してください。

豆知識くん

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