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ヒノキ(檜・桧)の成分 効果と特性について

2018.6.21

ヒノキの成分効果と特性について

ヒノキは、木造建築における最高級の樹種の一つとされており、その評価は、内部に含む油性成分による様々な効果や構造強度など、ヒノキが持つ特性に由来しています。

アイジースタイルハウスでは、このヒノキを標準仕様として主要構造枠や管柱など躯体の大半に使い、その他にも造作建具や室内の造作材などにも使用し、ふんだんにヒノキを取り入れています。

今回は、知っているようであまり知られていないヒノキの成分による効果と構造材としての特性についてお話ししていきます。

 

 

1.ヒノキ(檜・桧)とは

世界でも日本と台湾にしか分布しない樹種で、木造建築に用いる構造材では最高級の樹種として広く認識されています。
ヒノキの油分には、殺菌やリラックス効果をもたらす効果が確認されており、構造材としても高い強度を安定して維持するなど、建築材として優れた特性を持っています。
日本最古の歴史書である日本書紀にも、「スギとクスノキは舟に、ヒノキは宮殿に、マキは棺に使いなさい」とあり、約1300年も前には既にその高い価値が認められていた事からもその価値を伺うことができます。

 

 

2.ヒノキの効果

ヒノキの特徴的な香りには精神を安定する働きがあると言われていますが、それ以外にもしっかりとした効果がある事が研究によって確かめられています。

 

2.1.抗菌効果

αカジノール(抽出油に含まれる香り成分)

オオウズラタケやカワラタケと言う代表的な木材腐朽菌の繁殖を抑制し、木材を腐朽から守ります。

 

ヒノキオール(※ヒノキチオールではありません!)

MRSA(抗生物質に耐性を持つ黄色ブドウ球菌と言う細菌)に、殺菌作用を示します。
良く知られるヒノキチオールと「チ」が入った方の成分は、有名な割には国産のヒノキにはほとんど含まれておらず、海外の台湾ヒノキや国産材では同じヒノキ科のヒバに含まれる成分です。

 

2.2.リラックス効果

天然乾燥材

激しい脳の前頭前野の活動を鎮静化する効果がある事が研究により確かめられています。同じヒノキでも、高温の人工乾燥材では、その効果はありません。

 

αピネン(抽出油に含まれる香り成分)

副交感神経を活性化させ、心拍数が低下しリラックスさせる効果がある事が研究により確かめられています。

 

2.3.消臭効果

希釈していないヒノキの精油

60ppmのアンモニア臭を90%以上消し、10%に薄めた場合でも60ppmのアンモニア臭を半減させます。

 

2.4.有害物質除去効果

・幹からの抽出油

ホルムアルデヒド40~50%除去します。

 

・葉からの抽出油

80%以上のホルムアルデヒド除去効果があります。

 

 

3.ヒノキの特性

3.1.建築資材としての優れた適性

ヒノキは、木肌の色の美しさ、優れた耐腐朽性と耐蝕性、伐採されてから長い時間を掛けて強度を増して行くと言う特性により、日本では古来より神社仏閣建築の代表的な樹種として用いられています。
ヒノキで建てられた法隆寺や薬師寺の塔が1300年以上経過した今でも、その姿を維持していることからもヒノキが持つ樹種の特性を伺うことができます。

森林・林業博物館HPより

 

下の表は、樹種ごとに一定の数量の木材について収縮率と強さを調査したものです。
この表からは、国内の木造住宅の構造材に用いられる一般的な樹種は、収縮率や強度においてどの樹種でも突出した数値上の差は無いことがわかります。しかし、ヒノキは、調査したどの部材も各項目で高いレベルの数値を示しています。

全体の数値が低い杉や、部材ごとに数値のバラつきの激しい米ツガや米マツと比較して、ヒノキは建築後の材の変形や強度のバラつきを無くし、建物全体の品質を高く維持できる点で他の樹種より優れていると言えます。

 

 

4.最後に

ヒノキへのこだわりを売りにしている建築会社はたくさんあり、当社も標準採用しています。しかし、そのメリットを我々建築業者がしっかりと説明できなければ、お施主様に本当の満足をご提供することは難しいと思います。
例えば、効能の説明に、国産ヒノキにはほとんど含まれていないヒノキチオールについて説明している会社があったり、シロアリの被害を受けないかの様な記載も散見されます。

せっかく良いものを採用するのであれば、その良さをちゃんと伝えると言う姿勢が大切だと思います。

歴史的建築物が現存していると言うだけでなく、実際に木造建築に向いた強度特性や、住む人の身体や精神に良い影響を与える効果がヒノキにはちゃんとあると言うことをお伝えしたく、今回の記事を書いてみました。

豆知識くん

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