施工管理ブログ

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働き方改革!?断熱品質の見える化のおかげ!?

2018年9月15日(土)

こんにちは鈴木です

まさに断熱品質の見える化のおかげで助かっています!

私たち工務部は、その恩恵をもろに受けているのです。

これはもう昨今話題の「働き方改革」と言っても過言ではない!?

 

なぜ断熱品質の見える化で助かっているのか?

なぜならば、断熱工事後の実際の状況をすばやく正確に確認できるからなんです。

当社では、魔法の断熱材と呼ばれる自然素材の断熱材「セルロースファイバー」を、熟練の専門業者によって外壁、最上階天井裏に十分な密度で充填します。

しかし、人が現場で行う行為である以上ノーチェックで完璧とは考えていません。

万が一断熱欠損という「断熱材の不備」があれば、そこに結露を発生させ将来的に建物を傷めてしまうことにもなりかねません。

そこで、私たちはサーのグラフィーカメラという専用機器を使い、断熱測定を行っています。

この機器で測定した結果がカラーの画像で断熱材の充填具合を一目で確認できます。

これが、私たちの「断熱品質の見える化」なのです。

 

 

断熱材の施工を高精度で行うためにしていること

魔法の断熱材と言えど、人の手による施工である限り、正しい

施工をしなければ意味がありません。

セルロースファイバーは、新聞紙を細かく裁断したもので、これ

が袋に入っています。

製品の袋を開けると写真↓のような塊となっています

圧縮されたセルロースファイバー(断熱材)を機械で解し空気を入れる

この塊のままでは性能を発揮できないので、圧縮された新聞紙を

上の写真のブルーの機械で、ほぐして、ほぐして、ふわふわにして

たくさんの空気層を与えてあげるのです。

セルロースファイバー(断熱材)吹き込み作業

掃除機ホースのようなもので根気よく吹き込み続けます。

断熱材の施工を高精度で行うため、どの建物も一棟づつ、とても

丁寧に時間を掛けて行います。

しかし、建物には様々な形と広さの空間があり、コンセントボックス

や換気口など、断熱材が回り込みにくい箇所もある訳です。

 

サーモグラフィ―カメラで断熱の施工品質を確認する

天井や壁など外周面に隙間なく施工されるべき

セルロースファイバーの断熱材を目視して施工しても

セルロースファイバー(断熱材)吹き込み後(天井)

セルロースファイバー(断熱材)吹き込み後(壁)

触ってみるだけでは・・・「こんなもんかな」・・・という曖昧な

感覚に頼るだけになります。

そこで、精密機器のサーモグラフィカメラで診てみると・・・

セルロースファイバー(断熱材)充填後、サーモグラフィ―での確認検査1

セルロースファイバー(断熱材)充填後、サーモグラフィ―での確認検査2

ご覧の通り、断熱材が行き届いてるかどうかすぐに判断できるのです。

上の写真は、色ごとに温度の高低差を表し、例えば同じ壁の面で限ら

れた範囲だけ色が違うと、そこには断熱材が回っていないことが一目

で分かるのです。

もちろん、その時はすぐに対処できるので、工事の手戻りなどの無駄

をせずに済む、という訳です。

 

働き方改革と言われる昨今

サーモグラフィ―カメラで断熱検査することで、

我々、工務部の品質検査の生産性にも役立っているのです!

建築現場
断熱
建築現場
断熱
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